『小手伸也のよくわかる古事記』

今日は以前もブログで紹介しました舞台を観に行ってきました。

以前の記事はこちら
4月4日の記事
「古事記より愛をこめて・クリエイティブ力」
http://beamie.jp/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=...

今回の舞台は
『小手伸也のよくわかる古事記』
と題したシリーズの記念すべき第1回目。

歴史の授業では書物の名前くらいは習ったけれど
内容ってなんだか難しくて、
とっつきにくそう…
と思っている人たちにも、
すんなり入り込みやすいように
小手さんの解釈で、親切丁寧に解説していくという企画です。

歴史書への解釈などは
どの書物でも諸説あるもの。
よって今回も
「私説」という言葉が加えられています。

私は以前に古事記を分かりやすい現代語に直したものを
innerchildさんの舞台に出させていただく前に少し読んだり、
今回改めて、『古事記と日本書紀』(ナツメ社)という本で予習をしてみたりしたのですが、
予めの知識が全くなくても、十分に分かりやすく、楽しめる内容でした。

もちろん、古事記や日本書紀が作られた背景などは
未だに分かっていない部分もあったり、
様々な政治的背景があったりと、
やや複雑かつ不明瞭な部分もあるのですが、

書かれている内容そのものは
とても面白い物語風なものばかり。

今回の第1回目で語られたのは
世界の始まりの様子から、イザナギ・イザナミの誕生、
そして二人が国を生み出し、
イザナミが死んでしまった後、
黄泉の国との決別まででした。

古事記や日本書紀でどうしても躓いて仕舞う1つの原因として、
複雑な名前の連発があるかなと思います。

小手さんの解説でもたくさんの名前が出てきますが
そこは敢えて、こんな神様がいました、という具合に
はしょってしまうことで、
話の大筋がぐっと浮き出す感じに。

大枠が見えてきたら
「あ、そういう話だったんだねえ」
なんてことも増えてくるんじゃないかなと
聞いていて思いました。

今回は
小手さんが熱く語る
朗読劇と講演会と演劇のミックスしたような形式。

古事記を解説したテレビ番組を
ライブで舞台にして観ている
っていう感じを、私は受けました。

かなり面白かった今回の企画。
今日が千秋楽でしたが
シリーズなので、もちろん次回もありますよ。

第2回のテーマは

「アマテラスとスサノオ」

「イザナギから誕生するアマテラス・ツクヨミ・スサノオの三神、
 アマテラスの高天原統治とスサノオの蛮行
 アマテラスの岩戸隠れ、スサノオの追放
 までをお送りします!(予定)」

とのことです。
開催予定は夏頃。
今から楽しみです。

コメント

まりさん、面白い舞台ですね。

次回のものも、楽しみですね。

まるみる 2011年04月24日

 舞台って学校で習った事を題材に出来たら面白いのではと思うのですが、いかがでしょうか?と感じます。いつもありがとうございます。失礼します。

2011年04月24日

「私説」!!!!魅力的な言葉です(´∀`)
第2回是非チェックします!夏の楽しみが増えました(・∀・)ノシ

2011年04月23日

世界の神話の中で、神話から歴史が繋がってるのは日本だけです。
神話の登場人物、八百万の神々が我々の祖先です。
祖先はおおらか、のびのびでいいですね。
古事記、日本書紀を持つ日本を誇りに思います。

やす 2011年04月23日

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