紙コップを考える

以前から気になっていた使い捨て紙コップについて、近所のお友達と話す機会がありました。
コーヒーは家で焙煎からするようになり、外では余程の理由がない限り飲まなくなっているのですが、それでも友達が入れてくれる美味しいコーヒーを飲みながら話す時間は特別で、
昔よりも外で飲むコーヒー1杯の重要度や意味が、確実に上がってきているように思います。


イベント時や衛生上の理由から飲み物を使い捨ての紙コップで提供せざるを得ない状況もあるのかとは思います。
けれど、コーヒーを飲み終えたら捨てられてしまう紙コップ。その使用時間は1時間にも満たないことが多いはずです。


プラスチックではない。紙だから環境に配慮している。けれど毎日大量にゴミになる紙コップ。
それについてなんとなくモヤッとする気持ちを持っていた私は、先日話しをした人たちとも全く同じ気持ちだったことを知り、やっぱりまずは自分からアクションを起こさなければならないと、改めて感じました。


家から出かけるときは、大抵ボトルにお茶かお水を入れて持って行きます。
出先で喉が渇いてペットボトル飲料を買ってしまうことのないように。
ちょっとした心掛けで、随分出先で無駄な出費をしなくなったし、ゴミも減らせていると実感しています。


湘南地域は毎週末たくさんのマルシェが開催される地域です。
マルシェ出店は飲食店や手作りの服やアクセサリー、無農薬野菜の販売や、
環境に配慮した洗剤、小規模農園と取引のあるフェアトレードのコーヒーやお茶など、
素敵な生産者さんたちと出会う機会が多くあります。
食べ物や飲み物を扱うお店でも、タッパーや箸やマイカップの持参協力のお願いをしているお店も増えてきて、とても賛同できる取り組みだと感じています。
みんながランチ時に、器とカトラリーをそれぞれに持って行くことが当たり前になれば、
もっとゴミを減らせるかもしれません。
これは湘南地域限定なのかもしれませんが、少しずつ地元の人たちの間では、プラスチック盛り盛りなカップで食べ物や飲み物をテイクアウトすることは、とても格好悪くて恥ずかしいことだという風潮が色濃くなってきたようにも感じます。


家庭ごみについても、週に一度のプラスチックごみの回収時、みんながゴミを減らそうと努力していることがゴミのサイズから感じられる時も多く、はっとさせられます。
燃えるゴミにしてもプラスチックゴミにしても、大きな袋で出してしまう時は、たとえ2回分まとめて出したから量が多いのだとしても、そういう言い訳を自分にしながらそそくさとごみ収集箇所に大袋を持っていく自分がいるし、大量のゴミを日常的に出すことは恥ずかしいことだとひしひしと感じます。
これは数年前に東京に住んでいた頃には全く感じなかったことで、時代の変化なのか自分の変化なのか地域の影響なのかはわかりませんが、とにかく最近はそんな感じなのです。




愛用中のボトル。長年使っていて表面のデザインも剥がれてきているけれど、ボトルの性能は全く問題がないのでこれからも愛用します。壊れてしまうまで使い切るのが心地よい消費だと感じています。

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