涼しくなってきたので活力が増してきました北国っ子です


9月になって湘南にもようやく涼しいと感じられる風が吹いてきました。
皆様の地域はいかがですか。


ここ1ヶ月くらいの間に大きな地震があった地域もありました。湘南地域は原因不明とされる(もしかしたらもう原因は究明されているのかもしれませんが)短時間の停電も頻発していました。水道管が壊れて水が吹き上がったり、土砂崩れが起きたり、突然道に穴が空いたり。インフラ関連のニュースが続き、一瞬どこか他の国のニュースなのかと思うような夏でした。日本のニュースも世界のニュースも毎日大変なことがたくさん流れてくる昨今ですが、皆様が今日を心穏やかに過ごされていますようにと願うばかりです。


最近、ふと書店で目にして気になった『地球の未来のため僕が決断したこと』(早川書房)ビル・ゲイツ 著・山田文 訳の本を読んでいるのですが、学ぶことがとても多く、色々と考えさせられています。
もちろん、この本のテーマである気候変動とその原因や多方面から解決策についても学ぶ話はとても多いのですが、私が何よりも思ったのは世界のトップと言われる人の在り方でした。本気で何かを始めようと思った時、どこまでやり切れているのか。お金持ちだから、有名だから、難しいこともさらっと出来るわけでは無いんだということ。やっている人たちというのは、結局は本気で地道に手段を探っているんです。 それが良いか悪いかどういう結果になるかは今一旦端に置いておきますが、いずれにせよ、何かを成している人たちは、自分で本気で調べたり、わからないことは知っていそうな人から学んだり、間違えていた知識を修正してどんどん頭の中をアップデートし続けています。とはいえまあ、ビル・ゲイツさんの場合は、お茶しながら手段を考える相談相手がウォーレン・バフェットさんだったりするので、やっぱりベースにあるレベルの違いを感じることもあるわけですが、それでも、「本気で何かをする」ってこういうことだなっていうのを本を読んだりそこから芋づる式にネット上にある情報を検索したりするうちに感じていたのでした。


同時に最近は物の消費についてもあれこれと考えを巡らせています。私は環境活動家でもなければエコを喧伝する運動をしているわけでもないのですが、自分自身の消費行動についてはどうしても気になってしまい、都度考えながら試行錯誤しているところです。
人間、生きている限りどうしても消費行動は避けられません。何かを食べ、何かを着て、建てられた家で眠り、どこかへ移動するために乗り物を利用することもあります。それら全てがどこかから製造され、消耗し、いつかは廃棄されていくものがほとんどです。
私1人が買い物を変えたところで何かが変わるわけではないかもしれませんが、それでも自分自身の心と相談して、変えたほうが心地よいなと思うものは少しずつ変えるようにしています。




例えばリユース、再利用です。なるべく使い捨てをしない、という観点で物を選択するようになりました。容れ物を持って行って量り売りのお店で調味料や乾物を買ったり。出かける時はマイボトルを持ち歩いたり。




これは鎌倉の若宮通りにあるお友達のお店でテイクアウトしたお惣菜たち。容器をもっていくと割引サービスもあったり、ゴミを減らしながらお財布にも優しい取り組みをするお店も増えてきています。






鎌倉の美味しいジャム屋さんロミさんのお店でジャムを買った時の瓶が可愛かったので、そのままハーブ入れに。ベランダ菜園のラベンダーを収穫して入浴剤を作っています。黒い岩塩と混ぜて作ったオリジナルバスソルト。布の小さな巾着に入れてからバスタブにドボンと投入します。





他にもあまりにも極端な大量生産大量消費を感じるようなものはなるべく新しく買い足さないようにする、だとか。全ての買い物を切り替えるのはなかなか難しいのですが、例えばどうしても古くなりすぎてもう着られないかなという服を、1着さよならして、買い足す場合には、新たに買うものはなるべく大量生産をしていないもの、手作りの服などを選んでいます。幸い近所にたくさんの服の作り手さんたちがいるので、あまり選択肢に困ることはありません。むしろ素敵な服がたくさんありすぎてどれか一つを選ぶのが大変なほどです。それ以外は古着屋さんも積極的に活用します。そして何よりも大切なことは買い過ぎないこと。愛着の湧くものを丁寧に着用するように心がけています。




今年の秋冬のために買い足した湘南にいる手作り作家さんのワンピースです。男性用のスーツの生地から作られた1点もの。冬服の見直しを進めていて今年は1着買い足したいと思っていたところに、ぴったりなものに出会いました。




それらが正しいとか正しくないとかではなく、自分にとって心地よかったから、という理由が今のところの行動指針になっています。生活用品でも衣服でも食品でも「もしかしたらちょっと足りないかもしれないけれど、まあなんとかなるかな」くらいの量が私にはちょうど良さそうだと思い始めました。それくらいにしておかないと、物に支配されてしまって、コントロールが大変だなと気がついたのです。結局どうしても足りなくて困るなんてことには滅多にならないと判明し、なんとなく自分にとっての適量が測れるようになってきました。


何を選ぶにせよ、最終的には自分が心地よいかどうかを基準にすることは大切なことなように思います。例えば前回も少し触れましたが私はシャンプーや食器洗い洗剤を固形石鹸タイプに切り替えて、それが心地よくて使い続けているのですが、人によっては使いづらいと感じてイライラしてしまうこともあるでしょう。人生の限りある時間をイライラに費やしてしまうのは大変もったいないことなので、そういう場合はすぐに別の方法を見つける方が良いでしょう。ナプキンも布のものに切り替えるチャレンジを始めて、予想以上に使いやすかったので、継続的に使う予定ですが、ネット上にある様々な意見を見ると布ナプキンを使い続けるストレスが大きかった方もいらっしゃる様子。この辺りは個人の生活スタイルや、何が大変で何がそんなに負担ではないかの基準によって異なると思うので、自分にとっての無理のない範囲を続けることが重要な気がいたします。とにかく無理をしない、我慢しすぎない、モヤモヤしながら行動しているなら一度辞めてみる、というのも大切です。



鎌倉に住むメキシコ人のお友達が作る石鹸と、同じく鎌倉に住む日本人のお友達が作る布ナプキン。彼女たちが参加する鎌倉のマルシェで買った日の写真です。使いながら作ってくれた人たちの顔を思い浮かべる楽しみもあります。




健康であまり問題がない時には人生は永遠に今の健康のまま続くかのように思いがちですが、生命全員に等しく必ずいつか終わりが来て、そして毎日確実にその終わりに向かって持ち時間を減らしながら生きているのです。有限な人生をなるべく沢山の素敵な気持ちや出来事で埋めていきたいなと思います。





洗濯用洗剤類をワインやジュースの空き瓶に入れてみたら予想以上に使いやすく見た目も気に入っているので以来このスタイルに。詰め替え用ボトルを新しく買わなくても家にあるもので素敵に整えられたことに大満足。







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