夏

毎日暑い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

誕生日と結婚記念日を同じ日にするという選択をした我が家の主人は（記念日を一つにまとめることで忘れないようにするというリスク管理だそうです。忘れてしまった時の代償はかなり大きいのではないかとも思いますが）今年も欠かさず仕事をオフにしてくれています。主人はあまり在宅できないことも多いけれど、それでも常に家族を最優先にした考えと、それを行動に移す実行力には本当に感謝しかありません。そしてこの一年はコロナ禍により、丸一年家族全員が日本国内に留まり続けているという我が家としては稀少な現象が発生しております。結婚以来そのような珍事は一度もありませんでしたので、家族が毎日家で寝食を共にしているだとか、休日にリビングでただゴロゴロしている様子を眺めるだとか、何でもないようなことに感謝の気持ちを抱いています。


去年あたりから考えてきて今年になって特に頭の中を巡ることは、生き方の選択について。どう生きるのかは、どんな時でも自分で決めるしかないのだと言うことです。
そして自分で決める以上、その都度納得した選択をし続けたいと思うし、小さなことだとしても重要だと思うならば時間をかけて吟味したいと思うようになりました。


例えば、洗浄アイテム。ゴミを減らすことについてもっと具体的に行動していきたいと考えるようになり、今年はクルエルティーフリーで固形石鹸タイプの食器用洗剤やシャンプー・トリートメントを使い始めました。使い捨てのプラスチックボトルを減らすという意味では、以前は外出時についつい手にしてしまっていた使い捨てペットボトルやコーヒーのテイクアウトカップ（便利だし清潔だし美味しいし今でも良い点はいっぱい思い付くのだけれど）をなるべく利用しないように工夫することを自分への課題にしてみたりもしています。
まだまだ完全にはできない部分も多いけれど、実際に消費行動を変えようと挑戦してみることで、以前の自分がいかに使い捨て品に慣れきってしまっていたのかを痛感させられました。それだけでも行動を変えてみた価値はあったように思います。


私一人が小さな消費を変えたところで世界は何も変わらないのかもしれないけれど、それでも私は私自身のために考え続けたいのです。だから行動して、その行動から受け取った感情を咀嚼して、また次の行動をする。その繰り返しに挑戦しています。


現在の拠点である湘南地域はもともと海岸に打ち上げられるプラスチックゴミを目にする機会が多いためか、地域全体としてゴミを減らそうという意識を強く感じる機会が多いです。幸いなことに食材や洗剤などの量り売りのお店も近所に増えてきて、ゴミを減らすアクションが一つの楽しみにもなっています。量り売りのお店の方々との会話や工夫のシェアは、何かを目の敵にするような強烈な行動というよりも「こっちの方が、より一層ハッピーだよね」っていう笑顔でゆるく繋がって行くような感覚を受けています。


もう一つは世界から発信されているニュースをチェックする習慣をつけること。もちろん翌日や翌々日には日本語に翻訳されて配信される記事も多いのですが、原文をかなり省略された形で伝えられることも多かったり、何よりもスピードが全く違う。今日あったニュースを三日後に知るのと、今日あったニュースを今日知るのでは、積もり積もって何かが違うように感じます。私が読むことが出来るのは英語の記事が中心だし、タイ語の記事は頑張っても一日に短い一記事くらいしか読めないのだけれど、日本国内の話だけではなく世界の感覚を毎日吸収しながらこれからの生き方を選択しサバイブしていかなくてはいけないと、ひしひしと感じています。


7月28日。夏の真ん中あたり。たまたまこの日に産まれたもので、誕生日を迎えると今年の後半はどうしようかと、指針を見直すきっかけにもなっています。まだまだ行動に移せていないことがたくさんあるなあと改めて反省もしながら、焦らずしかしテキパキと、一つ一つを丁寧に、生きていきたいと思います。


昔よりも少ない投稿数だけれど、最後まで読んでいただきありがとうございます。
自分の中で考えが発酵し過ぎないうちに発出しないとなあとは思っているのですが、最近はやや過発酵ですね。少しずつ、進んで行きます。