芸術の秋



時々思うのは、ふとした時に閃く何かや、夢に出てくる思いもよらぬことの、そもそもの一次情報は一体どこにあるのでしょうかということ。
結局のところ例えば、SFの物語に出てきそうな情報送信装置なる物が私の脳みそに見ず知らずの情報を投げつけて、それらが私の閃きや夢に出てくる、なんてことは多分まあ無いのであって、となるとやはり、いつかどこかで見た何かが出てきたり、過去の何かと何かが混ざり合って新しい(新しいと感じるような)何かが構成されてしまったりするのでしょうか。


本を読んだり、




花を飾ったり、




鳥の声を聞いたり、




犬の匂いを嗅いだり、




誰かが作ってくれたものに心から感謝しながら手にしたり食べたり






今すぐに目の前にはなくともどこか遠くに必ず存在する物や人に思いを馳せたり






そして頭の中が窮屈になってきたら一度全部ほっぽり出して出来るかぎり脳みそ空っぽ状態にしてみたり






10月に入って色々なことが急激に動き始めた気配を感じて
少し慌ててしまいます。
世の中が突然ザワザワと掻き回されているような空気がして、
何がというわけではないのですが、なんだか気持ちがそわそわするのです。




そういう時こそ落ち着いて、呼吸をしっかり整えて
自分自身を養生していかなくてはいけないのだよなと、
頭ではわかっているけれど、心のモゾモゾが止まらない今日この頃。


知り合いのアーティストたちの展示があっちもこっちも、
元々今月会期だったものから延期の結果として今月スタートになったものまで
続々と楽しそうな連絡が届き、予定を組むのに四苦八苦したり。




やっと涼しくなってきて、これからの寒い季節に向かって元気が充填される時期に突入するので良かった。元気だけは満たされていないと、仕事もプライベートもどうにもならないですからね。







というわけで
私が今月注目している関東近郊のおすすめアートイベント3選はこちら




中之条ビエンナーレ2021
https://nakanojo-biennale.com/
2021年10月15日(金)から2021年11月14日(日)の31日間
9時半から16時まで。
1日パスポートは1500円。


今年は海外作家の参加人数が例年よりも少ないですが、それでも作品が日本に輸送されリモートでの打ち合わせにより展示が可能となっている様子です。もちろん国内作家の活躍も多数見られます。近隣には素敵な温泉や湖で楽しめるカヌー、植物園などアートイベント以外にも見どころは盛りだくさんです。


個人的に特に注目している出展作家:
 CLEMOMO(日本・カナダ)
 ウッティン・チャンサタブート(タイ)
 西島雄志(日本)
  
(緊急事態宣言による会期延期により、ポスターやリーフレットに掲載された会期とは異なる日程になっています。また日没の早まりにつき開場時間にも変更が出ています。事前に公式サイトなどでご確認下さい。)



(春の中之条。展示会場となる廃校の窓から)





かけがわ茶エンナーレ2020+1
https://www.chaennale.jp/
2021年10月16日(土)から2021年11月14日(日)の30日間


個人的に特に注目している出展作家:
 田中彰(日本)
 鬼頭健吾(日本)


(昨年開催予定からの延期により2021年開催となっています。各展示会場ごとに入場料や開場時間が異なる場合があります。事前に公式サイトなどでご確認下さい。)






黄金町バザール2021
https://koganecho.net/koganecho-bazaar-2021/
2021年10月1日(金)から2021年10月31日(日)の31日間
11時から19時。月曜休場


個人的に特に注目している出展作家:
 ミティ・ルアンクリタヤー(タイ)
 RED Profile(日本)
 金子未弥(日本)
 照沼敦朗(日本) 




(入場パス1000円を購入すると会期中何度でも入場ができます。パス購入時に渡されるリーフレットには近隣飲食店や商店で使える300円引きクーポンや、シネマジャックアンドベティとの相互割引サービスなどお得が盛りだくさんのパスです。コロナの状況により変更点が出る可能性もありますので事前に公式サイトなどでご確認下さい。)








各アートイベントでは、直接観に行くことが叶わない方々のために、オンラインで作品を知ることができる工夫もされています。動画や文章、写真でわかりやすく解説されていますので、お出かけ前の予習にもぴったりです。


アートイベントは作品数も多く、広い範囲での展示が多いので、やはり事前にこれとこれは絶対に観ようと、目星をつけていかないと、なかなか全部を観て回るのは難しいなというのが私のパターン。なので今回のようにウェブ情報が充実しているととてもありがたいです。
気になる作品から作家情報を調べ、過去の展示についても知ることができたり。
途中で疲れたらこの辺でご飯休憩にしようかなといくつかのお店をピックアップしてみたり。家にいながら自分だけのアートツアー計画を立てるのもまた楽しいものです。














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