この秋のおススメは笠井誠一展!駒井哲郎展!and Todd James👍✨

おススメ展✨🖼


10月に観て来た25件の展示の中で
なぜか空いているのに、とても良かった展示3つ


まずは


練馬区立美術館で開催中の

「笠井誠一展 〜形の世界〜」

https://www.neribun.or.jp/event/museum.cgi



https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=201806301...





1932年生まれの笠井誠一さんの回顧展です。
現在も活躍中の油彩画の現代アーティスト。
パリのエコール・デ・ボザールでしっかりとした絵画の基礎を叩き込まれたという笠井さんの作品は、
展示を見ていても、パリに留学する前の大学時代と、その後とでは大きく変わって力強い作品になっていきます。

笠井さんの作品を説明するときに「平面的」という単語がよく登場します。たしかに、描かれている技法というか事実というか、ぱっと見は「平面的」と分類、分析されるものだというのは、理解できるのですが、
私は作品を実際に目の当たりにして、この「平面的」という言葉に強い違和感を覚えました。

私の目には、笠井さんの絵は「平面的に見え」てはいても、「平面的に感じられない」のです。
そしてこの圧倒的な強さ、魅力はなんなのだろうかと作品に魅入ってしまい、予定をはるかにこえる時間を練馬区立美術館で過ごすことになりました。


とはいえ限られた鑑賞時間。
その中で必死に考えた私なりの結論は、

笠井さんの絵には、すでに全てが揃っているので、奥行きを出すための小手先の技法である遠近法や陰影の描きこみなどは必要としないのではないか、

ということです。

奥行きや陰影は、迷いなく仕上げられた太い輪郭線の中にあります。
吟味に吟味を重ねたモチーフの配置そのものにも、深さを伝える要素があり、使われた色の面自体もその深遠な役割を担っているのです。

これこれこうしたら遠近感が生まれますよ〜という理論。そのメソッドの発見は実に西洋絵画の歴史上、非常に重要なことであり、絵画を学ぶものたちが身につけるべき基本的な技法であるのは間違いないでしょう。
もちろん、それらによって数々の名画が生まれてきたことも確かです。

けれど笠井さんの作品を目の当たりにした時、
そんな技法に頼り切って遠近感を生み出したところで、なんの意味があるんでしょうか、という問いを投げつけられた気がしたのです。
それは、そのペラペラな遠近法、技法だらけの嘘くさい絵で何が伝えられるんですか、という画家の在り方に関わるような問いをも感じました。

優しい色遣いとモチーフの選択であるにもかかわらず、心に深くぐさりと突き刺さる絵は、笠井さんの大学退官後に更に極められて行きます。

笠井さんの絵は技法で説明すれば「平面的」ですが、その本性は「平面ではない」のです。
これは印刷物やネットの画像などではなかなか伝わりきらない点かもしれません。

油彩画と、絵画の伝統的な技法に対して、
基礎を叩き込まれた上で、ご自身の答えを見つけようと、常に挑戦を続けてきた笠井誠一さん。
その濃密な思考の時間が、1枚1枚の絵の中に、確実に埋め込まれ、観る人を離さない圧倒的な強さを放っているのです。

なんで空いてるんだあーーーー
なんであんまり宣伝されてないんだあーーーー
この秋東京近郊で見るべき展示5こ挙げるなら絶対入るよこれーーーー

はあ、、、、

叫びたくなるほどですよもう。


今年は今日までに255件の展示を見てきたのですが、
私の中で、これは2018年の良かった展示ランキングの上位に来ますね。

「この秋、笠井誠一を見逃すな!!」




語り始めるとキリがないので
安直なフレーズで締めておきます。

欲しい。買いたい。身悶えするわあ。













さて





2つめは




「駒井哲郎 〜煌めく紙上の宇宙〜」

場所は横浜美術館です。


https://yokohama.art.museum/special/2018/TetsuroKomai/





版画家、駒井哲郎の回顧展です。
横浜美術館はいつ来ても、見せ方が上手いんだよなあと思うのですが、今回もそれを強く感じました。

きっちり説明してくれる、けれど説明しすぎない。
そして鑑賞者の動線と、それに沿って実際に動いた時の心理をうまく扱って、最大限に魅力を見せ切ってくれる。
毎回そんな素晴らしい展示構成なので、どんな不得手な分野の展示だったとしても楽しめる、という素晴らしい美術館なのです。
特別展のみならず、コレクション展もかなり充実しているのも外せない魅力でもあります。

さて今回の駒井哲郎展。
版画家で実験工房のメンバーだった人、くらいの雑な知識しか持たずに観に行った私ですが、
この回顧展には彼の生き様、人生が濃縮されていて、素晴らしかった!
最後の展示室ではなぜか、じーんと胸が熱くなりました。それは彼の死の直前の頃、その前年あたりの作品が並べられた展示室で、それまでの彼の版画家人生が走馬灯のように胸に押し寄せてくるようだったからです。作品の中にそれを感じたこともありますし、展示の方法も良かったのだと思います。

駒井哲郎さんが東京藝大に入学した頃は、版画科はなかったのだとか。高校時代から銅版画の魅力に取り憑かれた駒井哲郎さん。彼が高校時代に雑誌に寄稿した、版画の魅力について語った文章が印象的でした。
正確には書き写してこなかったのですが、
銅版画は作るのに時間がかかるけれど、紙を乗せ、紙を剥がすときのあの快感がたまらん、みたいなことを言っているわけです。ついでに、版を作るのに時間がかかればかかるほど、紙を剥がすときの喜びが大きくなる、というようなことも言っています。

ずっと版画にこだわり続けた駒井哲郎さん。
この「版画がたまらなく面白い!」と思った純粋な気持ちが生涯尽きることなく燃え続け、版画とともに人生を歩んだのだなと思いました。

個人的には駒井哲郎作品は小さければ小さいほど、ステキなものが多かった気がします。
現代アートを見ていると、大きいことは良いことだ!みたいな傾向もあるので、大きいものを見慣れてきてしまい、小さいものに注目していなかったのですが、
作品の素晴らしさは大きさによるものではない、という当たり前のことを改めて感じた展示でもありました。

サイズは常に、その作品にとって必要充分なサイズ、適したサイズになっているか、という点が重要で、もちろん大きい方が適している作品もあります。逆に大きくして何かがサイズに負けてしまって作品の強さが弱まってしまうものもあると感じます。

何事も、適切なバランスが大切、ということでしょうか。

年代としては1960年前後の作品が私は特に好きでした。カラーのものも点数は多くはないのですが、良かったです。

戦後日本の1960年頃は、アートが本当に面白い時代だったんだなあ。
他にもこの時代と作品や作家についても、もっと観ていきたいです。

ちなみに横浜美術館の同時開催であるコレクション展にはこの頃の作品も多数並んでいるので、作られた年代に注目しながらコレクション展を観るというのも面白いですよ。

なんたって、同時代にはこんなのやあんなのが







自由で面白すぎる!

コレクション展の展示室は撮影可能です。





横浜美術館、前回の特別展はモネ展で、それはそれは連日大行列だったようですが、今回の駒井哲郎展も、その行列と同じくらいの人が詰めかける価値のある素晴らしい回顧展でした。

駒井哲郎作品を年代ごとにこれだけまとめて、しかも詩人との関連や実験工房の話も含めて、そして最晩年まで、一気に観られる展示はなかなか無いと思います。
ぜひゆったりと、駒井哲郎が生涯をかけて取り組んだ版画の世界に浸ってみてください。


美術館のある みなとみらいエリアは他にも遊べるスポットが盛りだくさんなので、秋のお出かけにもピッタリですね🍁🍐🍽









さて最後はコンテンポラリーアートギャラリーから一つ。

NANZUKAで開催中の
Todd Jamesの"Natures Candy"展


http://www.nug.jp/jp/top/

ペインティングと
ライトボックス









ギャラリーに入った瞬間に
「お!」と思う良さでした。

ペインティングの色遣いと、ステンシルや切り絵かのような形のバランスが独特でインパクトがあります。

コミカルな雰囲気もあり、グラフィティの香りと、ストリートカルチャーの香りもしていたり。
それでいてしっかりと仕上げてくる作品としての洗練度の高さも兼ね備えている。
なかなか無いバランスで魅力的でした。

こちらは写真撮影OKだったので、画像多めです。


というわけで
まだまだ観に行けていない展示で良さそうなものもたくさんあるのですが、
今のところのすごく良かった展示をあげてみました。


うーん
観ても観ても
まだまだある。

また観に行った中からピックアップしていきたいと思います。


ということで
アート鑑賞は2018年の255件目
10月の25件目まできました。









In this month, I went to 25 exhibitions. I recommend you 3 great exhibitions.
One is Seiichi Kasai's solo retrospective show at Nerima Art Museum(Tokyo,Japan).
He studied his art techniques in Tokyo and Paris. And his painting changed cleary in Paris. He studied drawings and paintings at École nationale supérieure des Beaux-Arts.
His works are analyzed with the word "Plane" compositions in general. Although I can understand these analysis, I feel something strange with seeing by my eyes. Is it truth?
I spent long time even more than my expected at the museum because I wanted to know why I felt this strange feeling.
One of my own opinion about this odd feeling is very simple. His works had every things needed toward the paintings. He was Not painting any shade and Not using traditional perssective techniques. But it was enough obviously, and it was perfect cleary.
I'm sure that this exhibition is nominated in my Top 10 in this year's art exhibition. But I couldn't see many people in this show!! I just don't understand why people miss this show!!!
Don't miss it!!!!

https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=201806301...


And next...

I went to one of my favorite Yokohama Art Museum. They represents Tetsuro Komai's retrospective show now.
https://yokohama.art.museum/special/2018/TetsuroKomai/ind...
Tetsuro Komai made many copperplate engravings.He loved these prints. And this show consisted of nice presentation for his life and works. I felt big impressed at the last exhibition room. His works made in just before his death year were culmination of his printing life.


And the last is held in contemporary art gallery NANZUKA which has gained momentum in this hard art world👍
They represents now Todd James "Natures Candy". When I went to this gallery, I was taken with his fresh and pop colors and expressions. These may be seen like Graffiti art or Street Culture art. But I felt both these elements and sophistications. It's good balanced works. I like his paintings.
http://www.nug.jp/jp/top/








コメントお返事コーナー📝



takaさん
飛行機のネット接続は本当に助かります。便利になってびっくりですね。
たしかにダックスももともとは猟犬ですもんね。のんびりしてるからなあ😅柴犬も飼い主オンリーみたいですね、柴犬はやっぱり忠犬ってイメージがありますね。



みーまるさん
カツオが美味しい時期ですね!
秋の楽しみの一つ😋✨
ウィルさんの人見知りは結局大人になってもおじいちゃんになっても直らず、、、筋金入りですね😅
ステキな本屋さんを見つけると嬉しくなります。大型店のような品揃えではないですが、一軒一軒の個性が際立つ書店は魅力的で何度も通いたくなりますね。
お花のアイディアはステキですね💐ヨーロッパなどのステキな空間づくりも勉強して取り入れたいなあって最近思います。日々精進ですね〜
四国は距離がたしかにありますが、交通が便利になってあっという間に移動できちゃいますね🛫



のぶちゃんさん
東京はアンテナショップがあるので、各地の特産品に出会える場所があっていいですよね!!


Kyoさん
遠く遠く、移動がながーーーい、となるとやっぱり漁港です🐟😋✨👍いろんな海と出会えて幸せ〜🐟高知の海も本当に綺麗な景色が広がっていて、風も心地よく最高の環境も堪能しました!
ウィルさん少しずつですが確実にステップアップしてますよ!!皆さんに応援してもらって頑張っております🐶✨
雰囲気の良い本屋さんっていいですよね。大型店も品揃えが豊富でいいですが、こんな感じの独立系のお店も大好きです。
今の時期、コスモスが本当にステキですね。チョコレートコスモスは写真だと分かりづらいですが、絶妙なダークカラーです。一気にお部屋が秋らしくなります。
さすが縦長日本。やはり差はありますよね。来週は九州出張もあるので服装の参考にします!!
コメントが遅くなってしまいましたが、お誕生日おめでとうございます🎊🎉🎂
ステキな誕生日になりましたか?またここから更に新しい素晴らしい年が始まりますように。





町田の快速急行さん
ウィルさん、がんばってますよー!
次は検診👨‍⚕️🏥です。

コメント

まりさん、いつも丁寧なお返事、ありがとうございます。また、今回も素敵なアートに出会うことが出来て、本当に良かったですね。そして、美術館等に行くときは、その道程も待ち遠しさなどのわくわく感から、楽しみがありますよね。。。

みーまる 2018年10月19日

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