最近読んでいたのは
『女性画家列伝』(岩波新書)
若桑みどり さんの著書
と、
『近代美術史テキスト〜印象派からポスト・ヘタうま・イラストレーションまで〜』(トムズボックス)
中ザワヒデキ さんの著書
どちらも美術史についてですが、
それぞれ全く違った時代や作品などについてです。
若桑みどりさんの方はタイトルにある通り
女性のアーティストがいかにして成立してきたのか、という話を、具体的に数人の女性を挙げながら語っているものなのですが、
今も昔も、大変な点はそんなに変わっていないのかなあなんて思うところもあったり。それでもやはり自由に作品を発表したり、芸術を学ぶチャンスが広がったりしているのは確かで。
若桑さんご自身の芸大時代の実感も書かれていて、なるほどと思わされる点も多々ありました。
私が仕事に全力を尽くせているのも、そういう生き方をしたい、そういう人間でありたいという私の人生の選択に対して家族の協力と理解があるからこそなんだよなあと改めて感謝したりもしつつ。生まれてこのかた、私はずーっとその都度の家族の理解に恵まれているんですね。ありがたやありがたや。これは私、読み手が女性だからこそ感じる感想というのもあり、そのあたりについては若桑さんも、女性だからこそ気がつく点がたくさんあった様子で、読んでいて面白かったですね。
文章も読みやすく、若桑さんはたくさん著書があるので他の本もぜひ読んでみたいと思いました。
中ザワヒデキさんのこの本は以前から実は気になっていたのですが、なんと中身がガリ版のようなタッチの手書きでして。美術を説明するときの絵まで手描き。
ぱらっとめくった時に、「うっ、、、見辛い、、、」と正直思ってしまい、しばらく買わず仕舞いだったのです。
それが最近また書店で目にする機会があり、
ちょうどこの本のテーマとなっている時期にすごくすごく興味がある今日此の頃で、
今なら読めるかも?!
と思い入手しました。
面白かった!
もっと早く読んでもよかった!
やはり文字が多少読みづらいのですが、クスリと笑える部分も多くて楽しい。
そして本が薄い!けど内容はぎっちり。
つまり、出張のお供にぴったり!
つい中ザワヒデキさんの他の本も買ってしまいました。
こちらも期待大。これから読みます。
というわけで
最近の読書は美術関連が芋づる式に続いております。
読書
2018年の118冊目まで。
10月の7冊目まででした。
I read these books about art history.
One is analyzed about woman artrsts by Midori Wakakuwa. The other is told about modern art history written by Hideki Nakazawa.
These books are interesting books for me.
Recently I'm reading some books about contemporary art, art history and Japanese culture and history.
I have to study more and more. And I want to know and see many wonderful art works in my feelings as basis for art studies.
ニットのカーディガンが手放せない季節になってきたね✨☕️
岩波新書というと硬い感じがしますが、女性アーティスト達は、古今東西、周りと戦ってきたんでしょうね。
ニットのカーディガン、お似合いです。