『ハリネズミの願い』📙

Kyoさん
まーみるさん

コメントありがとうございます😊

Kyoさん
ししとうにも似てるんですが、万願寺とうがらしの方がサイズが大きいような気がします。もともとは京野菜みたいですが今回のは鎌倉産のものでした。ピリリと辛味があって、アクセントになり美味しく焼き浸しが出来ました🤗💕


まーみるさん
1品だけでも手作りしたら、忙しい時でもお家でご飯を食べたくなりますよね。焼き浸しは冷蔵庫で保管も出来るので、作り置きできて便利です😍✨




さて





翻訳ものの本も好きで読みます。


『ハリネズミの願い』(新潮社)

トーン・テレヘン(Toon Tellegen)さんの本を
長山さきさんが翻訳したものです。


本屋大賞の翻訳部門でも1位になっていましたね

https://www.hontai.or.jp/



とっても臆病で、自分に自信がないハリネズミが主人公。
自分の家の中で延々と、もやもや悩み続けてしまうハリネズミ。
このお話の大半は、ハリネズミの妄想です。
その妄想がとっても色鮮やか!
読んでいるだけで、可愛らしいアニメーション作品を観ているような気持ちになって来ます。
チェコアニメとかにありそうな雰囲気を想像してしまいました。


挿絵は日本語訳バージョンにつけられたもののようで、翻訳者の長山さきさんのあとがきによれば、祖敷大輔さんの絵だそうです。
早速調べてみたら
いろんな挿絵、本の装丁画なども手掛けられるイラストレーターさんだとかで
素敵な作品がたくさん😍

祖敷大輔さんのWebサイト
http://soshikidaisuke.com/


クレヨンで描いたような線の太さと柔らかさ、色の使い方などがとても魅力的💕




この本は
読むたびに違った、いろんなことを考えさせられそうな作品。
まるで長編の詩を読んでいるような、独特のリズム感にも引き込まれます。

最近は「ソロ活」「超ソロ時代」なんて言葉も出て来たり、
その前には、「おひとりさま」が流行ったりもしていましたが、
私が今回読んで思ったのは、一人でいる時間にこそ、自分の本心と向かい合える追求ができるのではないか、ということ。
じっくりと、自分のペースでまずは考えてみることの重要性。
本当に本当は、自分は何を求めているのか。
それを周りに振り回されることなく、きちんと自分の心と対話して、納得した結論を出すこと。

ハリネズミは決して可哀想な孤独な子ではなく、
自分に正直に、そして誠実に全力で生きている子なんだなあと、最後まで読んで思ったのでした。

たぶんこのあたりの感想も読む人によって全然違うんだろうなあ、私も何年か後に読んだら違う読後感かもなあ、なんてことも考えながら。


1章につき、1種類もしくは2種類の動物が出てくるのですが、1章ずつじっくり読み進めました。
味わい深い1冊です。
最後の章は、本当にゆっくりゆっくり読みたくなる。トーンさんは朗読をよくなさるそうなのですが、リズムといい味わい深さといい、日本語訳でも朗読にぴったりだろうなあと思いました。
きっと翻訳者の長山さんが、トーンさんの原語の魅力が伝わるように、翻訳されたからでしょう。




ちょっぴり哲学的で
じんわり詩的なステキな本でした。




2017年の52冊目
8月の10冊目

でした📚















#読書
#翻訳
#トーンテレヘン さん
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#祖敷大輔 さん
#新潮社
#ハリネズミの願い
#本屋大賞2017

コメント

本の題にちなみ、「まりさんの願い」は???

ま-みる 2017年08月28日

挿し絵が素敵な本だと本編も絵も楽しめますね。
たくさん本を読まれてるのを見て読んだあとの本のことまで考えてしまいます。
図書館ができそうですね。

Kyo 2017年08月28日

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