📚『コーヒーが冷めないうちに』📖

「泣けます」

っていう本の帯を一切信用してないのですが
(そういう本に限って私は大体、泣けない。え？どこが泣きポイントだった？とポカーンとしたりします)

これは当たってたね

『コーヒーが冷めないうちに』(サンマーク出版)
川口俊和さんの小説です。



帯にあったように4回は泣けなかったけど
2回半くらいは泣けました。


タイムトラベルが出来る喫茶店フニクリフニクラが舞台。

ただし、時を移動するには
たくさんの面倒なルールがあります。



過去へ行っても
現実は一切変わらない。



それでも何か
変わるのであれば
それは周りの状況が変わったのではなくて
自分が変ったということ。


どうしようもないこと
何をしても、目の前の状況を変えられないこと

そんなことが毎日、いろんなシーンで
大なり小なり、たくさんあります。

目の前で起きていることを
今の自分の心が
どう捉えて、どう反応して、どう行動していくのか。

今とこれからは
今この瞬間から自分次第で変えていけることが
想像以上にたくさんあるのかもなと
思わせてくれる本でした。