『想像ラジオ』

やっと前から読みたかった本の1つ
『想像ラジオ』(河出書房新社)
を読みました。

いとうせいこうさんの小説です。

この物語は
これこれこういう物語です
って書いてしまうと
ネタバレにすぐになってしまう気がしてしまい、

これまであちこちで話題になっていた本だったのに
結局どんな内容なのか
あまり詳しく述べられていなかった理由も
読んでみて、納得しましたね。

説明できる範囲で書いてみると

この物語は
タイトル通り
ラジオ番組です。

ただその番組配信の形というか、いろいろな設定が
ちょっと変わっていて。

「想像ラジオ」の番組DJは
DJアーク。

物語はずっと
ラジオを通して、
そして似たような周波数?を通して
伝わり続けていることで進んで行きます。

想像ラジオ

妄想でもない
夢枕でもない、
単なる空想だけの世界でも、どうやらなさそうな、
想像ラジオ

聴きたい人の声が
聴けたらいいのに。

でも最近、時々思うんです。

科学とか、文明とか、
いろんなものが理論的に発展したからこそ
現代人は電話を小さくして持ち歩き、そこから繋げたい人に電話をかけ、
どこにいたって電波が届く範囲なら、声同士を繋げることが出来てしまう。

そこに目に見える何か、糸のようなものがあるわけでもないのに。

見えないけれど
確実に聴こえて、繋がっている。

空気の中を
声のボールみたいなものが
びゅんびゅん飛んでいるようなイメージ。

それが
理論的に説明されているから
みんな納得して、
そんなことあるわけない、なんて言い出さないけれど。

でもそういう見えない物も信じられるのなら、
それが成立しているのなら、
まだ解明されていない部分から
何か音が聴こえて来たって
不思議じゃないのかもしれないなあ~って。

ぼやけた説明ですが、
そんなことを最近思ったんだよなあ
っていうのを
この『想像ラジオ』を読みながらふと思い出しました。


そういえばこの『想像ラジオ』は
芥川賞候補作にもノミネートされ、
そしてつい最近では
野間文芸新人賞も受賞された作品です。

いま注目の作品の1つですね。

コメント

髪型がトレードマークのいとうせいこうさん。最近流行り?の「地味なようで味のある男子」ブームに乗る…ではなく常に自分で自分の市場を開いている感じが昔から好きです。

Hippy 2013年11月11日

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