香月泰男展@東京画廊＋BTAP

Kyoさん
コメントありがとうございます😊
原美術館ですか？いいですよね、私も大好きな場所です😍






さて



香月泰男展に行ってきました。
場所は東京画廊＋BTAPさんです。


http://www.tokyo-gallery.com/

普段は現代アートをギャラリーで観ることが多いですが、今回は日本の戦後美術の画家として有名な香月泰男作品です。

香月泰男といえば、第二次世界大戦を経験し、シベリア抑留の後、日本に帰国した画家で
彼のシベリアシリーズは特に有名です。
暗く重い印象のシベリアシリーズは、とても強い作品が多く、インパクトがあるものばかり。
なのですが、今回の展示はそれとは違った趣です。

1950年以降に大きなキャンバスに描かれたものはシベリアシリーズのみだったようですが、それから1974年の亡くなる歳までシベリアシリーズは描き続けられます。
それと同時期に描かれていた、やや小さめの画面のものが今回並んでいたようです。







亡くなる前年に描かれた《モロッコ》は青い澄んだ空が清々しい印象でしたし、
1956年に描かれた《帖》は色調や全体の空気感がヨーロッパのコラージュ作品のような雰囲気もして、
彼が渡欧していた時に受け取った香りが伝わってくるようです。








1970年に描かれた《鋸》には
ロシア語で、「シベリア」「ヤースィヨオ カズィーキィー」つまり香月泰男の名前のロシア語での当て字表記が、なにか細いもので絵の具を彫り込むかのようにして刻み付けられています。ちょうどノコギリの刃の部分に文字があるので、刃にガリガリと彫ったかのような表現です。








彼が晩年まで、描くことによって心のバランスを取っていたかのような、吐露する様々な表現は、
明るい色調の絵では、かえって作家本人の心の奥の闇を際立たせているかのようにも見えてきます。

作家というのは、決して他人にはわからない苦しみや喜びを、唯一世界に吐き出す手段として、作品の制作をし続けているものなのかもしれないですね。




ということで
アート鑑賞
2018年の33件目
2月の11件目
でした。







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I went the exhibition "Yasuo Kazuki" at Tokyo Gallery＋Beiging Tokyo Art Projects(Ginza,Tokyo).




In this exhibition, they showed some bright colored works different from his series of Siberia. His works were affected from his terrible experiences as japanese prisoners of war in Soviet Union and japanese soldier in W.W.II. His Siberia works was expressed by dark colors with his heartrending cry. Even though he selected some bright colors and light motifs, these may be highlighted darkness in his heart.






I liked 《Morocco》that have clean light blue sky.This was felt me fresh air.




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In this painting work, he wrote some Cyrillic alphabets as the Russian language. He wrote "Siberia" and his name on the painted sawtooth.


I thought that some artists may express their scar in their hearts or their full of joy by using their art not to be explosion themselves. That is a balance to live their times from necessity.