富士山のお便り

2月23日は
ふーじーさん
で、富士山の日なんですね。

静岡県の伊豆半島、大瀬崎にいるダイバーの友達から写真が届きました。

大瀬崎の湾内から見える富士山。
青空も清々しくて
絶景ですね。

さすがに日本一の山とはいえ
幼少期を東北地方で過ごした私は、
富士山を生で見たのは東京に来てからのこと。
冬の寒い日、丁度今日のような天気のいい2月頃のことだったと思います。

それまでは写真や映像でしか見たことがなかった富士さんだったので、
そこに綺麗な富士山がくっきりと青空に浮かび上がるようにして存在しているというのが、
不思議な感じでした。
青空に富士山の切り抜き写真を貼り付けたような
そんな感覚で見ていたんです。

小さい頃には
奥羽山脈の山々や、
秋田から見える鳥海山が綺麗でした。
鳥海山は小学校の校歌にも登場していたはずです。
他にも小さな山ですが寒風山という山が男鹿方面にあって、
草滑りをしたり、凧揚げをしたりして遊びました。

身近にあった山は、綺麗に見える時には遠くに青黒く浮かび上がっていたので、
富士山のように山頂付近が綺麗に白くなっている山も
見たことがなかったんです。
これも理解していたはずなのに、実際に見ると
頭の中がくすぐられたような感じがしました。


今思えば、東北にあった山は
この時期だと周囲も全て真っ白の山肌になっていて、
空もどんより曇り空だし、
遠くの景色は、雪と雲の白い濃淡で表現されている具合。
どこが山だか見分けがつかなかったのでしょう。
山がはっきり見える頃は、周囲の雪も溶けて
冬の空にはなかなか登場しない青空も広がり、
結果的に遠くに山が見える時には
青い山が見えるということかなと思いました。

東京には
「富士」が地名の一部になっている所が多いですよね。
富士見なんとか、とか。
そういうところは、かつて富士山が綺麗に見えた場所なんだよ
という話を聞いたことがあります。
現在は背の高いビルが立ち並んだり、
地形も変わってしまったりしたところが多いのですが、
昔はちょっと家の外に出てみたら綺麗な富士山が見えた、
という頃もあったのかもしれませんね。

富士山がくっきり綺麗に見えるのは
やはり寒い時期です。

伊豆の大瀬崎の湾から、海を近くに
遠くには富士山という絶景は
海に入るにはちょっと寒くて気合いが必要な頃のもの。
これが夏ならいいのになあと思うのですが、
なかなかそう上手くはいきませんね。

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