ダニエル・アーシャムの個展が
都内2箇所で同時開催されています。
NANZUKAにはオープニングパーティーの日に観に行ってきたのですが
もう1箇所のペロタン東京にはまだ行っていなくて、
先日やっと行ってきました。
NANZUKAにあった
時計が壁にドレープを作ってめり込んでいるやつの
縦バージョンもありましたが
NANZUKAでの白の世界から
ペロタンでは色を使った表現へ。
これ、色砂が使われているのですが
見ていたら、小さい頃に好きだった、砂糖菓子を思い出してしまいました。
幼稚園とか小学校で、何かの記念の時にもらったり、
お盆の時にお供えしてあるやつ。
あれ、何ていうのかな。大きな形のものも、落雁?でいいのかな。
固くて、濃い着色料の色も鮮やかで、
かじると、ざらざらボロボロ崩れるやつ。
一度あのお菓子を思い出してしまってらもう、
あの味にしか見えない😅
色砂といえば、これまた小さい頃、砂絵遊びが大好きでした。
現代アートもこんな感じの砂を使う作品をいくつか観たことがあって、好きなんだなあ。
いま気がついたけれど、小さい頃に砂絵遊びが好きだったことと、どこかで繋がってるのかな。
ペロタンでの作品には
世界中に知られているあんなキャラクターや、
こんなキャラクターも出てきていますが
実は「鉱物」がとても重要な鍵になっていたように思います。
これまでに「フィクションとしての考古学」という作品シリーズを発展させてきたというアーシャム。
展示と建築との関わりを重視するという彼の今回の見せ方は面白く、
壁には鉱物が白黒で描かれた壁紙。
よく見ると、一つの作品と、壁の絵はワンセットになっているかに見えてきます。
作品と、壁紙の穴の絵、穴の中にはアメジストや水晶かのような鉱物の柱状の結晶。
まるで壁の中から、めりめりと壁を突き破って作品が飛び出してきたかのようです。
今回初めて使った素材、ブロンズでの作品。
今度は逆に作品のお腹に鉱物がめり込んでいます。
展示室の一番奥には
月球儀 《Black Moon Gradient C》
ペロタンでの展示タイトルは
「カラー・シャドウ」
COLOR SHADOWS
たしかに色は使われているのだけれど、
これまで感じたことのない、色の感触です。
ペイントの色ではなく、まるで光の塊が、たまたま色だった、という感じ。
そう思うと「カラー・シャドウ」という言葉も妙にしっくり来ます。
ダニエル・アーシャムの展示は今月末の6月30日までの予定。
ギャラリーはガラス張りになっているので、中からも外からも見えて面白い立地です。
今回の日本での個展で
初めてダニエル・アーシャムというアーティストを知ったのですが、これからまた次の作品も楽しみですし、機会があれば過去の作品もぜひ見てみたいアーティストです。
アート鑑賞
2018年の130件目
6月の3件目
でした。
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#danielarsham
#colorshadow
I went to the Daniel Arsham's solo exhibition at PERROTIN Tokyo(Roppongi).
His exhibitions are now in progress at the two other galleries on the same time in Tokyo!
I had seen his works at NANZUKA on the opening party.
His works gave me some new visions about colors. I felt a strong light on his works. And the colors were not the same things as I had known it.
Daniel and I were born in the same year.
He is expressing his world through his art works.
It's wonderful.
I must study harder,and I have to pursue in myself to achieve my lifework.
私と同い年のダニエル・アーシャム。
世界で活躍する同い年を目の当たりにして
ああ、私は自分のことを、まだまだちゃんと出来てないんだなあと痛感させられます。
自分のやりたいこと、やるべきこと、自分自身の心ともっともっと向き合って、追求した生き方ができるよう、
勉強し、努力しなくては。
めちゃめちゃシュールですね。。。