世界に飛び出して行った二人の日本人女性の本を読みました。
世界旅行、日本人女性というキーワードでは
つい最近、『インパラの朝』も読んでいたのですが
↓
https://beamie.jp/?m=user&a=blog&k=detail&target_c_diary_...
今回の2冊も同じくらい面白く、
改めて、単一の面からの情報だけを鵜呑みにすることの危険を感じさせられました。
そう言ってしまうと難しそうにも思えますが、
要は、自分で判断したほうが圧倒的に豊かに感じられるよ、ということなんですね。
流れてくる情報も、ある出来事の一側面であるのは間違いないけれど
もっと他の見方も、探すことができるんじゃないかなっていうこと。
彼女たちは身をもってそれを感じ、私たち読者に伝えてくれています。
今回の1冊目は
ちきりんさんの
『社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!』(大和書房)
ちきりんさんの本は大小様々な規模の書店で見かける機会も多く、気になっていた著者だったのですが、
なんとなく流行りだから、売り出し中だから、本屋の目立つところに多く平積みされているから、という理由だけで読むのが嫌で(天邪鬼なわたし😅)
今まで読む機会がなかったんです。
それが今回ふと手にとってみて、冒頭の数ページを立ち読みしてみたら、
お、おもしろい!
となりまして、一気に読んでしまいました。
彼女はこの本のタイトルにもあるように「社会派」と自分のことを述べています。
「社会派」と聞くと、どんなイメージを持ちますか?
硬いイメージ、えげつないようなもの?ちょっと怖そう、なんていうのもあるかもしれません。
私が彼女の本を読んで思ったのは、
決しておもねることなく、観たものを声高に喧伝しようということもなく、淡々と感じたことを素直な言葉で綴っているからこそ面白い!ということ。
こうやって表現してやろうとか
無理に定義づけることもなく
その時に感じた気持ちをストレートに伝えてくれているんです。
だからこそ、
ちきりんさんはこの時この国でこんなことを感じたのかあ、と素直にスルスルと受け止めていくことができます。
彼女の他の本もこの機会に全部読んでみたくなりました。もっとはやく読み始めればよかった。
もう一冊は
ちきりんさんの本を見つけた時に近くにあって、なんとなく気になって手にした本。
著者の中島侑子さんと自分の年齢がとても近く、勝手な親近感を覚え読んでみたのですが、
この本も良かった!
『医者のたまご、世界を転がる。』(ポプラ社)
中島さんはお医者さん。
なのですが、なんと研修医を終えた後、病院勤務をせず、世界放浪の旅に出ます。
しかも結果3年も旅人生活を送るのです。
彼女が高校生の時に医者を目指した動機、
世界に出て感じた医療、
自分が医者であることについて、
体当たりでぶつかった世界で、彼女が悩み考えたことが、1冊に凝縮されています。
3年で感じたことは、きっとこの本1冊では到底伝えきれないものがあったことでしょう。
彼女の詳細な話をもっともっと知りたくなりました。
この本を書いた時点では長野の病院で救急医として勤務されていたようですが、
これから世界が目まぐるしく変わっていく中で、彼女のような存在はとても重要な人材になるのではないかと感じます。
医者という肩書き、資格を持ちながら、自分の使命とは何なのか深く思い悩んだ中島さん。
悩んだからこそ次の道が見え、一歩を踏み出せたのかなとも思いました。
私自身、中島さんやちきりんさんのような大きなことをしているわけではないけれど、それでも、これでいいのかな、合ってるかな、とか
小さいことでモヤモヤすることは多々あります。
それでも彼女たちに共通するのは、
とにかくやってみる。やってみた。そこから考えたということ。
だから私も、彼女たちから勇気をたくさんもらって、とにかくやってみよう!と思うのでした。
元気をもらえる2冊でした。
読書
2018年の50冊目と51冊目
4月の9冊目と10冊目
でした。
I read two essays written by Japanese women.
They were very powerful and doing theirselves with their full power of life.One is a journalist, and the other is a doctor.I got many force from these books.I'll try for our future!
一人では到底出来ないことも、二人なら出来るかもしれないので、ご主人と一緒に、まりさんも、狭い日本を飛び出してみては。。。(^0^)