北野謙さんの展示を2種類観てきました。
ひとつは
埼玉県立近代美術館での
「アーティストプロジェクト♯2.02 北野謙 : 光を集める」展
こちらは比較的新しくできたスペース、1階ギャラリーでの無料展示でした。
作品は北野さんの代表的な作品の一つ、2009年の作品《熔游する都市》から5枚
新作の《光を集めるプロジェクト》から5枚、それらを使った《ダイヤモンドグリッド》という大型作品が1枚
また別のプロジェクトで新生児を撮影した新作
《未来の他者》から5枚が展示されていました。
《熔游する都市》が個人的には一番好きでした💕
なんといっても、有無を言わせぬ強さがたまらないです。都市にいる人々が、カメラの機能によって煙のように表現されているのですが、ハリウッド映画や舞台装置の特殊効果のようでもあり、なにかその場にうごめくエネルギーのみを掴み取ったかのようでもあり、引き込まれる作品。プリントも綺麗でした。
何度も観たいなあと思う作品です。
もう一箇所の展示は
恵比寿にあるNADiff A/P/A/R/T の3階にあるMEMでの個展「光を集めるプロジェクト」展。
埼玉県立近代美術館での展示と同じプリントもありましたが、こちらのギャラリーでは新作「光を集めるプロジェクト」の作品のみが展示されています。
そして今回はオープニングレセプションに伺うこともでき、北野さんと、埼玉県立近代美術館主任学芸員/芸術学の梅津元さんお二人のトークショーも聞くことができました。
このプロジェクトは
日本の各地、約40箇所に、石膏で固めて箱をかぶせたカメラを設置。冬至をスタートとして半年間撮影した結果なのだそうです。
実際には写っていなかった失敗例も多く、成功と言えるのは2割ほどだとか。
北野さんの言葉でとても印象的だったのは
「写真を信じている」「写真は信頼できる」「写真に対する信頼感がすごくある」
というもの。
ここに北野さんが写真家として活動し続ける理由があるのだなあと感じました。
写真という機械に対する考え方は人それぞれだと思います。写真を逆に信頼できないと思っている人もいると思うし、とても曖昧なものだと感じている人もいるかもしれません。
この「光を集めるプロジェクト」は
まず、北野さんの「写真を信じている」ということありき、なんですね。
そう聞いてから作品をみていくと、なるほどなあと。
写真という機械で地球を記録している北野さん。
これからはもっと、地球上のさまざまな場所で同じような撮影をしていきたいとのことでした。
北野さんと主人は面識があったのですが
今回主人が個展に伺えないので代理。
私は初めてご挨拶させていただきましたが
とても優しい雰囲気の方でした🤗💕
北野さんありがとうございました。
ということで
アート鑑賞
2017年の91件目と94件目
11月の20件目と23件目
でした。
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注意:埼玉県立近代美術館の方は撮影不可です。
反射しちゃうので斜めから撮った😅
まりさん、この投稿を読んで社会常識をわきまえていますね。
社会的に呆れた話ですがインスタのために金を払って食べない人の行動には呆れました。