「博物館に初もうで」@トーハク

東京国立博物館で1月2日から開催されている
「博物館に初もうで」

どうしても行きたくて
滑り込みで行って来ました!


滑り込み、というのは
私が観たかったものの展示期間が15日までだったから。
展示全体は1月29日まで開催されています。


さて、そんなわけで

お目当は


《松林図屏風》
安土桃山時代に長谷川等伯が描いた屏風絵です。
国宝。


この絵については、日本史の勉強、美術史の勉強で何度も登場するので
図版などではよく観ていたし、

以前読んだ安部龍太郎さんの小説『等伯』にもとても重要なところで出て来た作品で、

ずっと気になっていた作品でした。



本物は


国宝室という
国宝をじっくりみるための部屋に
1点のみ展示。


たくさんの方が等伯の作品に夢中になっていました。


その独特の筆使いはどんな道具で描いたのか、いくつか説はあるもののはっきりは分かっていないようです。


ふわりと浮かび上がるような濃淡からは
朝霧に包まれた松林のような、圧倒的な静けさが漂い、
ひんやりとした空気や、山の中で自分が踏みしめる足元の枯葉の音までもが聞こえそうです。



さすが国宝

恐れ入りました。




時間がなかったので
すごい駆け足だったけれど
観て良かった!



他にも



円山応挙の《雪景山水図》や《雪景色山水図襖》など
応挙独特の雪の描写もとても美しかったり、


国宝でも重要文化財でもないけれど、江戸時代の
《花籠形釣香炉》がとても愛らしくて、
使いたい〜!飾りたい〜!と魅入ってしまったり。



今年は酉年ということで
鳥、日本画といえば外せない
伊藤若冲の鳥もたくさん並んでいたり。



しかも気がつかなかったのですが
今回行かなかった展示室も同じ1枚のチケットでいろいろと回れたみたい!

それで620円の入場料。
かなーーーり太っ腹です。
全部ちゃんと見ようと思ったら丸一日必要かも。








今回、《松林図屏風》などが展示されていた本館ですが

展示物もさることながら
建築がすばらしくて
その空間にいるだけでも、とっても厳かで穏やかな気持ちになれました。


ということで前回ちらっとのせた








ここは


東京国立博物館の中の廊下でした(#^.^#)












お正月の特別な生花も素敵でしたよ。










夜に行ったので
ライトアップ。
素敵でした。





ということで
今年2件目のアート観賞でした(*^▽^*)






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#円山応挙

コメント

まりさん、一つ前のブログのお返事、ありがとうございました。そして、いい体験をしましたね。また、安部さんの小説『等伯』、よかったですよね。そして、本の内容とリンクする、このような機会がまたあるといいですね。。。

ま-みる 2017年01月15日

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