『はなとゆめ』

久々の歴史小説

『はなとゆめ』(角川書店)

冲方丁さんの小説を読みました。




かの有名な枕草子の作者でもある
清少納言の物語。

清少納言が中宮定子に仕えている様子が
とても人間らしく描かれています。

というのも
枕草子のイメージからなのか
清少納言といえば

才女で、自信満々で、強気で引かない、
自分をしっかりと持っている自立した女性、

というイメージを勝手に持っていたから。

この小説に描かれている清少納言は
とても内気な面があったり
自信がなかったり、緊張したり
そわそわしたり、猛烈に怒ったり・・・
とにかく一喜一憂したり、心を心底痛めたり。

すごくまっすぐ、素直な
弱さも持ち合わせた女性として描かれています。

それがすごく、
生き生きとして見えて
面白く、
一気に読みきってしまいました。

清少納言が仕えた中宮定子についても
同様に色彩豊かに描かれていて、
なんとなーく、高貴な方でお人形さんのようなイメージしか湧かなかった中宮定子にも
とっても興味が出てきました。



清少納言も
中宮定子も

信念の人


として描かれていてる一面もあって
美しく、それでいて、すごくカッコいい。

素敵〜♪

と思いながら読み切りました!

面白かった!!









ということで

2016年の63冊目
10月の4冊目でした。



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コメント

またまたよい本に出会ったようで、よかったですね。ちなみに、私には珍しいジャンルであり、かつ季節外れでもありますが、怪談ものを読んでいます。。。

まるみる 2016年10月10日

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