「ピカソ、天才の秘密」@あべのハルカス美術館

大阪に出張にきたので
空いた時間に、あべのハルカス美術館に寄ってきました!


現在は

「ピカソ、天才の秘密」展

これは関東には巡回してくる予定のない展示だったし、
今週末までの開催ということで
運良く行けてよかった!ラッキー!



ピカソの作品はこれまでにも何度か見たことがあったのですが、
今回はピカソが若い頃に焦点をあてた企画展。
10代のころの素描から40代の作品まで
主に10代から20代半ばのあたりの作品が中心となった展示です。

作品のキャプションには
わかりやすく
制作の年号と、加えてピカソの当時の年齢が書かれています。

これが15歳のときの作品?!

これで20代に入ったばかりなの?!


ピカソは父親が絵の先生だったこともあり、
小さい頃からその絵の才能を見出され、
絵の英才教育を受け始めるわけですが、
環境が整っていたとはいえ、すごい。


若い頃から順に作品を見ていくと
とんでもない早送りで、絵の段階が上がっていく感じ。
ピカソはキュビズムの作品が有名だし、
キュビズムの前の作品でも筆跡が特徴的な力強い作品のイメージが強かったけれど、
それって20代くらいでもう、絵のために学ぶべきことを学び尽くして、過去の絵も吸収し尽くして、
20代にしてすでに、次の美術史の時代を作り上げられる準備が整っていたのかもしれないなあ、と思いました。

ピカソの中で過去の美術史の流れが満ち満ちて、そこから始まるフォービズムとキュビズムの時代。

こういう人が時代を作っていけるんだろうなあ。



さて

今回の展示は

第1章 少年時代

第2章 青の時代

第3章 バラ色の時代

第4章 キュビズムとその後



展示が分けられていて
とても見やすくわかりやすく堪能しました。


ということでいつもとはちょっと変えて
それぞれの章ごとにお気に入りの作品をピックアップしてみたいと思います。
(好きな作品が多すぎただけって話だけどね(^^;;


第1章 少年時代からは
《宝石》
ピカソ18歳から19歳の作品
紙に木炭、鉛筆、水彩で描かれています。
街中の宝石店のショーウィンドウを見つめる貧しそうな女の子の絵。
ショーウィンドウの中の宝石から、ぬうっと幽霊の手のようなものが、女の子に向かって伸びています。
宝石に見入る女の子の表情も素晴らしく、
買えるはずのないものと分かりながらも見つめている、その絶妙な心理まで描きこまれているようです。

これを18歳で・・・
やはりピカソはとんでもなくすごい人だったのだと感じました。



第1章の番外編としては
《ビフォー》《アフター》の2セットの作品。

ある男が公務員に採用される前を《ビフォー》に、採用された後を《アフター》に描いたというもの。
可愛らしくも見えて、家に飾ったら楽しいかも、と思える作品でした。



第2章の青の時代からは

《貧しき食事》
1904年の版画でエディションは30だとか。しかもこの版画、池田20世紀美術館が所蔵しているものと、個人蔵のものがあり、両方展示されていたんです。
同じものなのに、ぜんっぜん違う!
個人蔵の方がわたしは圧倒的に好きでした。
柔らかな繊細さが表現されているなと思うのが個人蔵の方かなと思います。
主題は結構シビアだし描かれている状況もタイトル通りなんですが、その繊細な美しさに、飾って観ていたくなる魅力を感じました。


第3章 バラ色の時代からは

《道化役者と子供》
1905年、ピカソ24歳のころの作品で
厚紙にグワッシュとパステルで描かれています。大阪の国立国際美術館が所蔵している作品。
ピカソはサーカスに興味を持って通いながら作品にも登場させていますが、ピカソの興味は華やかな表舞台ではなく、演者のふとした時に見せる表情、舞台裏での姿だったとか。
この絵も凛とした佇まいの二人が描かれていまが表情は悲哀が感じられるようで、人の中に潜む微かな影が描きこまれているように感じました。
とても繊細な作品。


そして第4章 キュビズムとその後からは

《ポスターのある風景》
1912年、新しい恋人エヴァと一緒の頃の作品で
キャンバスに油彩、エナメルで描かれたもの。
路面電車の車窓からみた景色を描いたもの。
絵の中にはいくつかはっきりとポスターが描かれているのですが、
これらはすべて車窓から見えるポスターなどだとか。
タイトルにある風景という言葉も、
車窓のからみえたポスターや流れる街並みの景色を描いているのだとわかると、
すごくすんなりと納得。
車窓の景色って、ほんと、まさに、こんな感じ!新幹線に乗ると窓の外の景色をみるのが好きな私としては、「あー!この感じ!」と強く賛同してしまったのでした。



というわけで

他にもまだまだ
お気に入りの作品がたくさんあってのですが
選びに選んでピックアップしてみました。




そして、今回ももちろん
音声ガイドを借りました。

今回は声優の池田秀一さんの声でのガイド。
内容もすごく充実しているし
もちろんのこと声もすばらしくて、
借りてよかった!と力強く思いました。
音声ガイドのおかげで展示を何倍も楽しめること間違いなしです。
もうちょっとで終了してしまう展示ですが、
これから行かれる方は音声ガイドも、かな〜り、お勧め度高し!でしたよ(o^^o)



あべのハルカス美術館は2回目。
去年こんぴらさんの展示を観に来た時にも思ったのですが
ここの美術館は、いろんな意味で展示が見やすい!
ピカソをゆったり見られるなんて、なかなか無いと思います。
決して広い面積の美術館ではないのですが
空間をうまく活用して、ストレスなく鑑賞できるように展示されているのかなあ、なんて思いました。




・・・・・・

畑山教一さん
ミステリー小説、謎解き系のものなど
フィクションの本を読んでいても、すごく時代を感じることがありますよね。
出てくる小道具や街の感じも違ったり。
そういうのも読んでいて面白いなあって思います。


のぶちゃんさん
そうですね、写真家はたしかに
いろんなタイプの方がいますが
共通するのは、表現するお仕事ですよね。
自分の想いを伝えるってほんと難しいことなんだなあって思います。街中の選挙ポスター掲示板も先週よりもかなり埋まってカラフルになりましたね。










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#大阪
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#ピカソ
#版画

コメント

ピカソいいですね。版画ですが2枚持っています。ピカソ美術館にも行きました。

ajianoko1 2016年06月30日

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