コクーン歌舞伎『三人吉三』

渋谷のシアターコクーンで
6月、約1ヶ月に渡り上演の

コクーン歌舞伎『三人吉三』


みて来ました。






とにかくとにかく


素晴らしかったうれしい顔



先月、スカイツリー歌舞伎の芸談の時に
七之助さんと松也さんがお話下さった
『三人吉三』のお稽古の様子のことを思い出して
あの時おっしゃっていたのは、このシーンのことだ!なんて思い出したりもしながら。


七之助さんが
紙吹雪が両方の鼻の穴に入って困ることもある、という話をなさっていたことが
帰り道、駅まで行く間に
ふと思い出されまして・・・


間違いなく・・・雪・・・

そんな不謹慎なことも
頭をよぎったりして(笑)


シアターコクーンのコクーン歌舞伎自体も、そして三人吉三という演目自体も
初めてでしたが

チケットが即日数時間で完売し、
立ち見でもみたい!という人が連日後をたたない

というのは
観て、納得しました。


七之助さん演じる
お嬢吉三の
一番の名台詞の前に、
お嬢が川に自分の姿を一瞬うつした?という、
背中で演じる場面が
ぎりりとした空気が瞬間立ち上っていたり

役者同士の間に流れるもの、
緊張の糸

こういうのがやっぱり
生で観に来て本当に良かったなあって
思うんですよね。


大詰めはあえて
セットを全てなくして
降りしきる雪だけの場面が。

北国秋田育ちの私は

ああ、雪がしんしんと降り積もる日って
本当にこうなんだよ!!!

と小さい頃にみた景色と重なって
ドキッとしました。


雪って、本当の大雪の日は、
何層もの紗幕のようになって
遠くの人はすぐに白く霞んでみえるし、
建物も白くけむって見えづらくなるんです。

それが今回舞台上でセットなしでの雪降らしで表現されていて、
舞台手前から奥へと役者が移動するだけで、
かえって江戸の街に降る大雪の日を強く感じさせてくれるんです。


いやー
とにかく
ほんと

素晴らしい舞台に行くことができて

感激。

まずは渋谷での千秋楽まで、
そして、全公演の成功を
お祈りしておりますほっとした顔


コメント

よかったですね。いい作品に出会えましたね。。。

まるみる 2014年06月28日

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