通し狂言 寿三升景清

新橋演舞場で
初めて生で歌舞伎を観て来ました。

初春花形歌舞伎
通し狂言
寿三升景清


ことほいで みます かげきよ

と読みますが
ことほいで、の所は本当はもうちょっと難しい漢字の方の表記です。
写真にある文字、見えるかなあ。

歌舞伎の仕組みや歴史からまずは勉強中の
超初心者の私。


通し狂言、というのは、
何幕かに分けながら、一つの続いた物語として、通しで上演する演目のこと、
というのも今回初めて知りましたし、

狂言、と言う時、
歌舞伎の演目のことを指し示して、狂言、ということがある、というのも知りましたし。


三升、
にももちろんちゃんと意味が。

今回、主演である景清を演じたのが
成田屋の市川海老蔵さん。
成田屋の紋が四角が重なったような、三升の形なのです。


ここまで分かってくると
タイトルを見ただけで
今回は、一つの長い物語を、成田屋さんが景清をテーマに行う舞台なのね
ということが、分かるわけです。



何幕何場で、ひとつの通しで、
なんて聞くと、
クラシックバレエや、オペラにも通じるところがあるなあ、なんて思うのですが、
タイトルに関してだけ言えば、
タイトルだけで、いろんな情報が伝わるなんて
バレエにもオペラにも、ないことです。

バレエやオペラと通じるところは、
場合によっては全幕上演ではなく、
他の演目と組み合わせて
一幕だけを上演することもある、ということ。
オペラならさらに短く、有名なアリアだけ歌うとか、バレエもなんとかのヴァリエーションと言って、一部分だけが抜き出されて踊る場合もあります。


そう考えると
急に歌舞伎を生で観ることも
身近に感じられるようになってきました。


人間、自分の経験に近いもの、共通点が見出せたものに対しては
急にとっつきやすくなるものです。



今回の寿三升景清では

その昔、七世市川団十郎さんが歌舞伎演目の中から十八の演目を選んで制定した、
歌舞伎十八番
の中から、

景清を主役にした4つの演目
「関羽」
「鎌髭」
「景清」
「解脱」
を選び出し、
通し狂言として上演したものです。

通し狂言にするにあたり、
海老蔵さんのインタビュー記事をみると、
「亡くなる0.0何秒という瞬間の中に、ぱーっと、想像した全てのものを絵巻物的荒事として表現したい、それが私の今回のテーマです。」
とあります。

全ては景清の
今際の際の、夢の中での出来事なんです。

途中、
大きな文字で
心と書かれた幕が降りてきて、
それが、ここから夢の中の話ですよ、という歌舞伎のルール、というのも、今回初めて知りました。


バレエだと
夢の中の世界と現実との境目には
紗幕という薄い、ライティングによって向こうが透けて見える幕を隔てる、
なーんて暗黙のルールみたいなものもあります。
ちょっと似てなくもない?歌舞伎の幕はスケスケじゃないけどね。


まだまだ書きたいこともいっぱいあるけれど、
長くなったので
ひとまず、この辺で。

また後で書くねー。



面白かったなあ、歌舞伎。
イヤホンガイドも借りたので
初心者の私も
十分楽しめました。

筋書き(パンフレット)も親切丁寧な作りで読んでいて楽しく、
帰ってからも熟読。



コメント

歴史の素養があると、歌舞伎は案外分かりやすいのかも
しれませんね。。。

歌舞伎はまだよく分かりませんが、景清については、若干
ながら分かります。(笑)

まるみる 2014年01月09日

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