クコの実について勉強してみる

先日、杏仁豆腐を手作りした時に

上にのせた

「クコの実」

について

質問のコメントをいただきましたので、

改めて「クコの実」について

まとめてみたいと思います。

クコの実は我が家では乾燥したものを買って
瓶に入れて湿気が入らないようにストックしてあります。








これを料理に使う時には
水分を含ませて戻した状態で、

かぼちゃの種などに混ぜて
ナッツスナックとして食べる時には
そのままポリポリと食べています。

実はクコの実を料理に使うようになったのは
私も最近のことなんです。
漢方薬局で薬を調合していただいた時に
薬局のお姉さんからいただいた食事のアドバイスで
黒キクラゲや黒豆が私の身体に合っているという話の時に
クコの実も出てきたんです。

クコの実を水で戻した時の
戻し汁も料理に使うと良いようです。

というわけで
それからカレーに入れてみたり、
いろいろと試しています。

いまちょうど
漢方の勉強中なので
クコの実についても少し調べてみました。

いつも食材について勉強する時には
こんな感じで何種類かの参考書をならべて
紙に書き出しながら
自分でまとめて行きます。








今回は杏仁豆腐も作ったので
一緒に杏仁についても勉強しました。

さて

クコの実は

漢方の目線からみると

「肝」「腎」「肺」を補う食材で

温めたり冷ましたりする性質は「平性」のどちらでもないタイプ。

体質は「血虚」という、血が足りていませんよ~というタイプに合う食材でした。

私の体質は
そもそもの血が足りていないがゆえに血の巡りが悪くなっているタイプでもあるので、
この「血虚」に良いとされる「クコの実」はぴったりな食材だったわけですね。

「肝」を補う食材なので、
「肝」の調子が悪くなると症状が現れる「目」にも効いてくれるとされています。
疲れ目や、ドライアイなどが気になる時に、
目に潤いを与え、目への血も(もちろん目にだけではありませんが)巡らせてくれるわけです。


また「腎」は成長や発育にも関わるところですので、
老化にも関わって来ると言われています。

さらに「肺」は「水道通調作用」も受け持っているので、
身体の中の水分を上手にめぐらせてくれるので、
肌がカサカサして荒れている時にも、
肺を補う食材で、潤いをチャージできる仕組みなんですね。

一般的に女性は「肝」と「腎」を特に補うと良いともされています。
また「血虚」はやはり女性に多い症状とも言われています。

「クコの実」は
小さい実ですが
女性の元気を助けてくれる可愛い実だったんですね~。

もちろん、男性でも

「腎」の調子が悪くなると耳鳴りがするとも言われたり、
現代社会においては目を酷使するシーンが増えていますから
「肝」を補って目に元気を与えようということから

「肝」「腎」「肺」を補ってくれるクコの実は
強い味方にもなってくれそうですね♪


♪♪♪♪♪♪♪♪
参考図書
『毎日役立つ からだにやさしい 薬膳・漢方の食材帳』(実業之日本社)監修:薬日本堂
『薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖』(西東社)監修:喩静,植木もも子
『漢方をはじめよう』(成美堂出版)監修:杏仁美友
『漢方養生指導士初級養成講座』(薬日本堂漢方スクール)
『漢方基礎講座1』(薬日本堂漢方スクール)

コメント

お早うございます。クコの実の解説有り難うございます。デザートのアクセントにしたり、おやつになったり様々な用途が有るのですね。色々為になります。それではお元気で。

う~ん

よくわかりました。

ちゃんと、疑問に答えていただきありがとうございました。

グラとし 2012年06月27日

まりさんの漢方の書き込み!

本を、読んで居るより、解りやすいです♪

2012年06月26日

一時期、クコの実は、クコの実だけで、おやつにして
食べていました。。。

こんなのも、あり、ですよね。(笑)

まるみる 2012年06月26日

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