『一0五歳、死 ねないのも困るのよ。』📚

どきっとするすごいタイトルのエッセイ

『一0五歳、死 ねないのも困るのよ。』(幻冬社)


美術家の篠田桃紅さんのエッセイに出会いました。


篠田桃紅さんは1913年。大正2年生まれの美術家で、墨を用いた抽象表現主義の現代アーティストです。


ネットで作品を検索したら

すごくカッコいい!


これを、最近の若者が作ったのではなく、
大正生まれの現役アーティストが作ったというのに、また驚きなのです。

詳しくはわからないのですが、
今ならばこの雰囲気の作品も珍しくないのかもしれませんが、それこそ篠田さんが20代、30代だったころの日本で、こんな感じの作品が出てきたら、どんなにか衝撃的だったかとも想像してしまいました。

篠田さんのさまざまな深い言葉が綴られたエッセイ。

中でも墨と玄についての話の中から、
玄人の話になり
「真の玄人は、なにもかもやり尽くそうとはしません。どこかに一点残して、あとは、天地自然、あらゆるものにチャンスを残します。完全な仕事に見えるけれど、完了にはしません。」(p.119)
というセンテンスもすごく心に残りました。


完了にはしない。

そう、まさに
日々進んでいくために
絶対に必要なこと。

あらゆる可能性を秘めた輝きが生まれる所以。


カッコいい!

作品も実際に観てみたいです。





読書
2017年の82冊目
11月の2冊目
でした📕




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コメント

約1世紀すごいですね☺

Kyo 2017年11月17日

作品を観る機会があると良いですね。また、ご本人に会えることがあると、さらにいいですね(^0^)。

ま-みる 2017年11月17日

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