「雪村」@東京藝術大学大学美術館

takaさん
コメントありがとうございます😊
エビフライでした!
美味しいタルタルソースがかかっていましたよ✨





さてさて







東京藝大の中にある美術館に行ってきました。

その名も
東京藝術大学大学美術館


その向かいにある陳列館での展示には何度か来たことがあり、そのほか、学内の講堂での講演会やら学食やらにも来たことがあったのですが、
たまたまタイミングが合わず、美術館は初めて。


地下2階から3階まであり
ちょっと迷路のような
面白い建物でした。


さて肝心の展示ですが
今回は
「雪村 奇想の誕生」展


http://sesson2017.jp/






前から行こう行こうと思っていたのにモタモタしている間に会期が終わりそう!と気がついて
慌てて行って来ました。


雪村


せっそん、と読みます。

これ、展覧会パンフレットなどにも

「ゆきむら」ではなく「せっそん」です。

と書かれているほど。


読み間違いしやすそうですよね。



この雪村は室町時代を代表する画僧の一人で、

尾形光琳が尊敬していたらしいという資料が残っていたり、
多くの後の画家たちに模写されるなど

様々な影響を後世に残していった人。

そして展覧会パンフレットにも掲載されていました
呂洞賓図や布袋様の絵がとても有名な人です。

今回の展覧会では

第1章 常陸時代 画像として生きる
第2章 小田原・鎌倉時代 独創的表現の確率
第3章 奥州滞在 雪村芸術の絶頂期
第4章 身近なものへの眼差し
第5章 三春時代 筆力衰えぬ晩年
テーマ展示 光琳が愛した雪村
第6章 雪村を継ぐ者たち

という流れで
雪村が絵を描き始めた頃から晩年まで順を追って、
また雪村の影響が見られたのちの画家たちについても展示がありました。

雪村の作品だけを
これだけまとめて観る機会もなかなか無いので
本当に行って良かったなあという展覧会でした。

雪村の作品の魅力は、
力強さと繊細さが絶妙なバランスで共存しているところや、
強い線にもよく観ると緩急や濃淡、様々な細かい表情があるところかなあと
個人的には感じています。


雪村の、そんな雪村らしさが力強く現れてくるのが
第2章から第3章にかけて。
その魅力にすっかり魅入ってしまいました。




ということで
今回好きになった作品を挙げていきます。


まずは


《鍾馗図》(個人蔵)

今回の展示品の中にいくつか同タイトルのものがありますが
私が好きだなあと思った作品、これはなんと今回の展覧会を準備している最中に新たに発見されたものだとか。
鍾馗というのは、調べてみたところ、どうやら、厄をはらう神様の名前のようです。
絵を見ていた時には鍾馗が何なのか分からないまま見ていたのですが、
その迫力と、でもどこか温もりもあるような雰囲気に圧倒されていました。
雪村の、雪村らしい、勢いのある太く濃い線の部分と、繊細な薄墨での表現、細い線とのコントラストがとても素晴らしい絵でした。






次は
《百馬図帖》

鹿島神宮に納められた馬の絵です。
本のような形式になっていて、
その中にたくさんの馬が延々と描かれているもの。
シンプルな線で表現されていて、迷いがなく、それでいて優雅で優しい奥行きもある絵です。
筆の線だけでこれだけ表現ができるものなのかと驚かされます。
単なる勢いだけの一筆でもなく、過不足のない完成された表現。
とても印象に残る作品でした。







最後はやっぱり
《呂洞賓図》(個人蔵)

私が観に行った会期の後半では
奈良・大和文華館のものではなく
個人蔵のもので同じタイトルのもの2点が並べられていました。
どちらも素晴らしく、壺から出てきた龍の描写、風を巻き起こす様子などが濃淡で美しく描かれ、その場に居合わせて強い風に吹かれるような気にさせられます。
ちなみに今回展示されていた雪村の《呂洞賓図》を模写した住吉廣行の作品も観ることができましたが、
やっぱり雪村、だなあという感じ。
美しく模されているのですが、、ほんと、絶妙なところでバランスとか、なんだなあ、、、と。まあここにくると、好みの問題なんだとは思います。






ということで
またも苦しいながらも3点に絞ってみました。

他にも素敵な作品がありましたし
挙げればきりがないのですが




最後のオマケ



テーマ展示のコーナーに
尾形乾山の角皿に尾形光琳が絵をつけたものがあり、
偶然にも同じ大きさの角皿で同じく乾山の皿に光琳の絵というのを、
つい最近、根津美術館で観たばかりで
あ!と驚いたのでした。
根津美術館のものは、右から左へと流れるような絵付けが屏風絵とリンクするところがあるもの、
今回のものは雪村の絵とリンクするところがあるものが並べられていて、
それぞれに楽しめます。
見せ方、キュレーション次第っていうのを改めて感じさせられた瞬間でもありました。




そして音声ガイド。今回ももちろん借りました!
案内人役でナレーションを担当されたのは声優の若本規夫さん。サザエさんのあの声ですよ😆✨
そして特別出演として解説は東京藝術大学 大学美術館准教授の古田亮さん。とてもわかりやすい解説でもっともっとたくさん古田先生のお話も聞きたかったです☺💕










そんなこんなで
長くなりましたが
雪村!ユーモラスで温もりがあって、
それでいで無駄のない研ぎ澄まされた部分が潔かったりもする、素敵な作品たちでした。




というわけで

アート鑑賞
2017年の38件目
5月の3件目
でした😍









帰りに目の前にあったコーヒーやさんで
ラテを頼んだら
「せっそん」って上に描いてくれました😋☕️





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