『日曜日たち』

吉田修一さんの本を久々に読みました。

『日曜日たち』

短編集なのですが
すべての物語に共通して
2人の家出した男の子が出てきます。

手持ちのお金もほとんどなく
子供2人が自力で活動できる範囲、
つまりとても狭い範囲の東京で起きる日曜日の物語たち。

さっきまで誰かの事件の舞台だった場所を
何気なく通り過ぎる別の物語。

それぞれが近くにありながら
全く交わることなく
各々の目の前にあることに手一杯な大人たち。

同時に
とても近くで
でも確実に、別々で。

今日も、
たとえば見慣れた駅前で、
見ているつもりで全く見ていない、
目の端からこぼれた場所に
何かがあるのかも。


吉田修一さんの本は次に『7月24日通り』を読む予定(o^^o)たのしみー!


そんなわけで
2016年22冊目
2月の4冊目でした。

コメント

毒草にはまってるってコメントしたけど、今度は毒の本を読んでます。
まりさんは小説やエッセイなどばかりですか?

コハダ 2016年02月07日

おおっ、2月も順調な感じですね。
また、本を読むと、いろいろな人の心の内を察する力がつくといいます
ので、これからも頑張って下さいね。。。

まるみる 2016年02月06日

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