ということで先日も少し触れましたが
偶然にも雪の日に読んでいた
重松清さんの短編集『みぞれ』
様々な日常を切り取った短編小説
重松さんのあとがきによれば
ご自身は
「いわば世間話を職業的にでっちあげる書き手」
なのだとか。
「息をするように「お話」を書きたい。」
と。
大きな、スピーディーなドラマ展開はないけれど
日常に潜むちょっとした歪み、
日常にあるささいなきっかけから起きた小さな事件、
日々の中の違和感や、もどかしさ、
小さなズレやすれ違い、
そんなことが丁寧に優しく描かれた物語。
えぐるような激しさはなくとも
こんな物語はたしかに
みぞれの降る日に、
ぽつりぽつりと読みたくなるかもり
ということで2016年10冊目でした。
午前3時起床。夜勤でもないのに(*_*)なぜだ!
一番でまりさんのブログをみている(^_^)
凄い読破力!!
岩波文庫の中国名詩選にチャレンジしてみてはいかがですか?