好きな作家さん
小川糸さんの小説
『さようなら、私』(幻冬舎)
3つの物語を1冊にまとめた文庫本。
3つの物語のどれもが
心の中にあるもやもやしたわだかまり、
はっきりとは見えないけれど確実に心を蝕み続ける傷、
自分でもなんとかしたいと心のどこかで思っているのに、どうすることもできないこと、
そんな、静かに心に蓋をして見なかったことにしてしまいたかったことに
ある時点で突然ライトが当たるような
切なく、苦しみを越える、その先の明るさ。
「また、心にかかっていたカーテンが、ちょっとだけ開いた。」
カーテン
ドア
シャッター
カーテン閉めとくのが大好きな私としては
なるほどって思えました。
閉めとくと
安心なんだけどね、とっても。
さーて
次はなに読もうかな
まりさんは本が本当にお好きなのだと思います。
なんだかえらそうですが、本好きに悪い人はいません。
人の世界や経験というのを、垣間のぞけるというのが、素敵だと思いますよね。
うーんと勉強になる本も好きですが、頭がほわっとする、気分転換になる本も読むと気持ちがいきいきしてきますね。図書館に行くと一冊はそういう本を探すようにしています。