世界の見方を変えてみよう

最近読んだ本
兼高かおるさんの「わたくしが旅から学んだこと」


好奇心と礼儀を持ち、自分の目で見て世界を知ることの大切さを教えてくれました。
エネルギッシュで知的な兼高さんは、とても魅力的で素敵な女性でした。兼高さんの仕事へのプライドや並外れた情熱を注いだ仕事振りに、私も憧れてしまいます。
そして兼高さんの著書を読んでいると、自分のものさしをしっかり持つ人になろうと強く思わせてくれます。

世の中にはたくさんの情報があるけれど、果たしてそれは正しいものなのか?誰かの言葉を鵜呑みにしていないか?
確かに情報は答えを導くための材料にはなるけれど、実際にそれが正確かどうかなんて解らないもの。そんなときは自分の目で見て心や体を動かして本質を探る。そして、心に留めるべきものなのか、知りたかった答えが導き出せたのか、そういった観点から信頼できる確かなものを自分の肥やしとして仕入れていたいです。

それと同時に、最近出会った好きな言葉。
理学博士の佐治春夫さんがSALSに連載しているエッセイの一文です。

存在するすべてのものは、同じ根源を持つものであり、互いに共存関係にあるといえます。しかし、生命体においていえば、すべてが同じであったら、何か異変が起こった場合、一挙に滅亡する可能性があり、それを避けるために、同じ種であったとしても、それぞれが異なる個性が必要になります。だからこそ、私たちのすべてが、各人各様の特性を持つかけがえのない存在だということになります。

(一部省略)
他とは異なる自分という位置づけ、すなわち自己同一姓(アイデンティティ)を確立しておくことが必要です。そのためには「他者を気にする」エネルギーを、「新しい自分」づくりのヒントに転換するのが早道です。仏陀の言葉を借りれば、自灯明・法灯明です。自分を拠り所にして、周囲と調和して生きることこそ本当の生き方だといえるでしょう。

(上記は《佐治春夫さんのエッセイ 宇宙のカケラから引用》)

とあります。
たとえば「個性は大切だ」と多くの人はあたりまえのように思っています。個性があるから人は共存し、助け合い、高め合える。でももっと深く掘り下げてみると、そこには宇宙の起源から現在にいたるまでの壮大でまばゆい世界が見えてきます。宇宙にたくさんの種と生命が共存しているその理由も。佐治晴夫さんの言葉には、普遍的でありながら現代を他人と自分がどのように関わって生きていくかを教えてくれています。

そして私の考える個性とは、種として人が繁栄するために誰しもが与えられた特性であり、自分の想像を超えたはるかに尊いもの。
自分への尊厳をもつことはいのちを守り、地球を保つために、生まれながらにして与えられた人間の使命であるともいえそうです。
道がふさがったとき、迷い立ち止まったとき、どこかに答えを求めても結局たどり着く場所は、自分という宇宙のなかにありそうです。その根底を深く見つめれば必ず答えは見つかり、私たちには、その能力が予め備わっているのではないでしょうか。

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コメント

なんか素敵な本に巡りあえて本当に良かったね!(*^^*)

わたくしが旅から学んだことっていう本読んでみようかな!(*^^*)

醤油らーめん 2019年07月26日

深いですね。また、この本から新しい世界を見つけたようですね。

みーまる 2019年07月25日

旅番組として かなりご長寿の番組で 海外をかなり旅されていた記憶が でも番組終了後 今で言う やらせ的な取材が話題になったりした記憶があるよ

なみへいオヤジ 2019年07月24日

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