日本に暮らしながらも礼拝を求める人々のために建設されたジャーミー。
幾何学模様とアラビラ文字が踊り、美しいステンドグラスから差し込む光は、大地に降り注ぐ天の恵みのように神々しい。この空間のすべてがこの世にある美しさと人々の文化の繁栄を讃えているかのよう。
人々が生きるために、人々が暮らすために、死を迎えるときのために、日常のどんな瞬間にも私たちはみな人生を照らしてくれる導きを求めている。モスクの歴史としても、建造物としても、ここには恒久的に在り続けるものがある。
大きな神秘性を秘めながら、人々の営みはこうして歴史のうえを生きている。
静かにその礼拝を見守りながら、美しく差し込む光の筋を眺めていた。
心を 清められたかな?