皆さん祝日をいかがお過ごしでしたか
今日は文化の日ということで、日本の古き良きものに思いを巡らせていたのですが、
今日聴いていたラジオではロボットについて、また近未来について語っていたのが印象的でした。
そうか、文化といっても過去だけではなく未来もまた然り。
そして今現在もまた日本文化の重要な布石となっているんですよね。
今世紀、日本の産業はめまぐるしく発展し、今この時もさらなる飛躍に向かっていることを誇らしく、そして勇ましく感じます。
未来に向けて開発が進むにつれ、より合理的でスマートな生活スタイルに無意識に変わっていく私たちですが、
一方で先人の築いてきた伝統ある文化にも重きを置く時代になりつつある今。
私たちは今この時代を生きながらも、
古き良きものを普遍的な美と感じる心を、先天的にきちんと受け継いでいるように感じます。
なぜなら日本人の精神性に潜在的に備わっている美的感覚であり、血として流れているものだと思うからです。
だから何百年と廃れないものがこの世にはあるんですよね。
長年護られてきた、美しいものを、美しいと感じる。
その心こそ私たちが先人から受け継いできた証拠であり、後世まで継承すべき私たちの財産です。
どんなに近代化しても、より美しいものだけが長きに渡り時代と歴史に残っていくのだろうと思います。
侘び寂びという日本の美意識によって、廃れることのない伝統美と繊細な感覚。
そして未来に向けて溢れる情熱を絶やさず、この目で時代の移ろいを見て、生きて体感することができる。
今を生きることは素晴らしいことだと改めて感じました。
思えば私の生まれた平成2年から、今日まで、電子機器からファッション、街なか、教育等あらゆるものが脈々と変化していったものです。
この25年ですらこれだけの進化をしているのだから、時代の速度はいかに速いのかと驚かされます。
そんなことを改めて考えたのは、私の人生年表の25歳という節目。
なんとなく自分にとってちょうどいい機会でした。
最後に最近読んだ本の話を。
志賀直哉の【暗夜行路】
こちらも2回読みました。志賀さんの人間性が溢れていて筆者に思いを馳せるたび心が温まる作品でした。
感想はまた今度書こうかな。素晴らしい作品なのでもっと読み深めるかもしれません。
小説も時代を感じる重要な手だて。知らない世界に思いを馳せ、想像を巡らせる。
見たことのない景色、人々を思い浮かべる。
たとえ非現実の空想であっても、想像・創造したものを生み出すことが人の英知の成せるものだとすれば、それも人間の営為によって発達した素晴らしい能力だと思います。素晴らしいなぁ。
気付いたら今日も長々と語り倒しましたが、 笑
読んでくださる方々、ありがとうございます。
ゆりえさん、志賀直哉は私が住んでいる我孫子市にゆかりがあります。