最上のわざ

昨日、映画「ツナグ」を観て、心に残ったセリフがありました。

「最上のわざ」

この世の最上のわざは何?
楽しい心で歳をとり
働きたいけれども休み
しゃべりたいけれども黙り
失望しそうなときに希望し
従順に、平静に、おのれの十字架を担う。

若者が元気いっぱいに神の道を歩むのを見ても、ねたまず
人のために働くよりも
謙虚に人の世話になり、
弱って、もはや人のために役立たずとも
親切で柔和であること。

老いの重荷は神の賜物、
古びた心に、これで最後の磨きをかける。
まことのふるさとへ行くために。

おのれをこの世につなぐ鎖を少しずつ外していくのは、
真にえらい仕事。
こうして何もできなくなれば、
それを謙虚に承諾するのだ。

神は最後にいちばんよい仕事を残してくださる。
それは祈りだ。
手は何もできない。
けれど最後まで合掌できる。
愛するすべての人のうえに、神の恵みを求めるために。

すべてをなし終えたら、
臨床の床に神の声を聞くだろう。
「友よ、我が友よ、われ汝を見捨てじ」と。

ヘルマン・ホイヴィス神父が、友人から贈られた詩だそうです。


ーーーーー
喜びのなかに生き、
不平不満を言わず
人に謙虚であれ。
そして自我がでそうなときほど、立ち止まりなさい。
どんなに自分が無力に思え、役立たずな人間に思えても
人に親切で柔和な心でいなさい。
人をねたまず、喜びの道を歩く人を、祝福しなさい。


老いることは、神様が贈ってくれる最高の賜物。
神様のもとで生かされている私たちの証。
古くなっていく心に、磨きをかける作業は、
平穏な愛のなかで生きるということ。
それらは魂を真の世界へ導くために。

自分をこの世につないでいる鎖を外すことは、
最も重要な仕事である。
それは、ひとつひとつ丁寧に、己を振り返りながら
心をしばるものから切り離していく感覚を伴い
心を静める必要がある。

なにもできなくなったとき、ただ神の愛に身をゆだね
謙虚な心を持ち、素直に受け入れ
心の温和を保ちなさい。

神は最後に一番良い仕事を残して下さる。
それは祈りだ。
老いても、体の自由が効かなくても、
祈りは誰にでも、どこにいてもできる。

手を合わせて、愛する人たちのために
祈ること。
ひとのために何かしようと思わずとも、
ただ祈りなさい。
それが最後にする最も良い仕事。

愛するすべての人に神様の恵みがありますように、と。

すべてをなし終えたときに、
あなたも神の声を聞く。

・・・
私のこの詩の解釈は上記に書いたように、こう受けました。
すごく、心に残ったので私なりにメッセージを汲み取りました。
〝声〟が聞こえるようでした。

人は誰しも老いていく、
しかし、その心には老いの分だけ磨きがかかる。
わたしたちは、神様の賜物…

無力になったとき、権力や地位が無くなり
裸のままの自分になったとき
最後に人が出来ることは、何でしょうか。

それは、愛するひとのために、祈ること。

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