3分間トリップ

息子をベビーカーに乗せて歩いていた、紫陽花がきれいなとある日。

雨がポツポツ…。
持っていたのは折り畳み傘1本だけ。
傘は息子に渡して信号待ちをしていると

あれ…?
雨が止んだ?

いや、目の前の景色は雨。
だけど、頭に雨粒が当たる感覚がない…。

不思議に思って見上げると、私の頭の上にあったのは空ではなく傘。
振り向くと、スーツ姿の外国人ビジネスマン。
えっ、相合い傘してくれてる!?

「僕はただ信号待ちをしているだけさ。」
という涼しい顔で前を見てる彼。
でも、傘の半分は私に貸してくれている。

これはどういうことだ!

夢かと思うような状況にドギマギしながら、とりあえず「Thank you」と言うと
「I'm going to this way」と微笑む彼。
うわぁ〜、なんて素敵な返し。

信号が青に変わり、ドキドキしながら相合い傘で横断歩道を渡る。
そして彼は直進、私は左。

この感動とお礼の気持ちを伝えたい!
しかし、私の英語力では最大限のお礼を込めて再び「Thank you」としか言えず…。
あぁ、こんなにも英語を話せたらと思った瞬間はない。

伝わったかどうかも怪しい私のThank youに、ニッコリ微笑んで去って行かれたあのお方。

感動的な程にスマートな気遣いと優しさ。
本当にありがとう。
少女マンガの世界のような体験をThank you!

コメント

>鏡花風月さん
そういえばありましたね〜。
世の中優しい方が多いということかも。
確かにこの技、日本人には照れがありますよね。
私も嬉し恥ずかしでしたもの(^_^;)

 さいとう みほ 2016年07月21日

昔も傘で同じような話なかったですか?^^
さりげなく半分傘を出すなんて素敵ですね

いつか僕もこの技を使ってみようかなぁ
でもこれ外国人紳士だから出来る事かもね (;^ω^)

鏡花風月 2016年07月17日

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