ロケーション:表参道
お芝居のことを考えるのが楽しい。
最近やっとそういう思考になってきた。
今までは、気持ちの中でどの分野が好きなのかと問われれば、どれも好きと答えていた。
強いて言えば?と突っ込んで聞かれたときはアナウンス、モデル、役者の順で気持ち的にのめり込むことが多いかも、と。
役者業を軽んじてたわけでは決してない。
ただ、見えなかったんです。
何かを演じて自分以外の何者かになるっていう姿が。
その答えは今でも見つかってないし、もしかすると見つけなくてもいいのかもしれないけど。
最近ね、役を、役をもらったんです。
初めて、これがあなたの演じる役ですよ、と。
台本とともに、自分が向き合うべき男というものが現れた瞬間でした。
演じる期間まであと一ヶ月。
この男と最近ずっと一緒にいます。
ずっとこの男のことを考えてます。
お前はどういう性格してんだよ、とか。
お前はどんな声で話するんだよ、とか。
お前は喜怒哀楽をどう表現するんだよ、とか。
この時間が、今はすごい楽しい。
この時間が、今はすごい幸せです。
俺がこの男と表裏一体になれれば、きっと見てくれる人たちに何かが伝わるのかもしれません。
何かを伝えたいなんて大層なことを言うつもりはありませんけど。
楽しそうだな、幸せそうだな、って気持ちが表に出てきてくれたら嬉しいな、くらいのことはどうしても考えちゃうかな。笑
今日もこの男と旅に出ます。
それでは、いってきます。
すぃーゆー、ねくすとでー、ばいばーい!
今日のお気に入り。
あんたはいつもそうだ。
自分から要求なんてしやしねえ。
だけど、違うのか?
だったら直接言えばいい。
言ってくれればどんな要求にも応える自信がある。
応えられなければ可能にする努力をする覚悟もある。
あんたを生かすのは俺だ。
違うのか?それは俺の勘違いだったのか?
そうじゃないよな?
なあ、そうじゃないって言ってくれ。
安田剛士「DAYS」より
コメント
いいね・コメント投稿・クリップはログインが必要です。
ログインする
不適切なコメントを通報する