日本の映画館では、なかなか公開されない
アジアの新作映画が見られると知って
行ってきました
NHK ASIAN FILM FESTIVAL
マレーシア、キルギス、中国、インドの4作品に加えて
過去の上映作品からアンコール上映3作品
見たかったのは、インド映画とキルギス映画
インド映画は「デリー 6」
インド人の両親の元、ニューヨークで生まれ育った青年が
故郷に帰る祖母に付添い、オールドデリーへ
異文化に馴染んでいきながら、恋と騒動が巻き起こる
アカデミー作曲・歌曲賞を受賞したラフマーンのリズミカルな楽曲が
パワフルな街オールドデリーとパワフルなインド人にぴったりで
お決まりの歌あり、ダンスあり
中身は完全にアメリカ人の主人公ローシャンの視点は
私自身がオールドデリーで受けた衝撃を思い出させてくれます
人や街が放つパワーが強烈過ぎて
茫然と人ごみの中で立ち尽くしてしまったほど!!
ちなみに、映画大国インドでは、年間325本の映画が作られ
観客総動員数は32憶9000万人!!!というから驚きです
続けて、人生初のキルギス映画 「明かりを灯す人」
キルギス語の原題は「スベット・アケ」
スベットは、電気・明かり
アケは、尊敬や親しみをもって呼ぶ呼称で「~さん」とか「~兄貴」「~おじさん」
という意味だそう
主人公の電気技師を演じるのは、
脚本・監督も務めるアクタン・アリム・クバトさん
ソ連崩壊後のキルギスは
天然資源も乏しく、政権も崩壊を繰り返し、若者は隣国へ出 稼ぎに
国内GDPは700ドルという貧しい暮らしの中でたくましく生きる人々
そんなキルギスの今をありのまま描いた作品
私が魅了されたのは、キルギスの自然の美しさ
国土の40%が標高3000mを超えるという山々が絶景で
心が洗われるような美しさ
中央アジアのスイスと言われるというのも納得です
中国の西に位置するキルギス人の顔立ちは
日本人にそっくりで
上映後の解説をしてくれたNHKの記者さんによると
気質も日本人にぴったりくるんだとか
俄然キルギスに行ってみたくなりました
インド映画とキルギス映画は、動と静
対照的で大満足!!!
アンコール上映されているイラン映画の「柳と風」も大好きな作品です
本当に名作だと思います
今月27日までやっている映画祭なので
アジア映画好きの人にはおススメです!
毎年の楽しみになりそう
時間が合えば見に行ってみたいなぁ~♪