気になる物を見付けたんです。
スイッチ。
電車の中にて。
気が付いて、
その車両の中を見渡すと
壁のところどころに付いています。
ん?
なんだ?
スイッチ、だよねえ。
家の電気を付けたり消したりする時のスイッチに
大きさも形も
とてもよく似ています。
ぱちんっと。
よく見ると
絵があります。
何かが
上下するようです。
上の方のスイッチは上への矢印
下の方のスイッチは下への矢印が。
どうやら
何かが上下するスイッチのようです。
近くには
窓。
あ
もしかして
窓を開け閉めするためのスイッチ?
もしも緊急用の何かなら
それなりの注意書きが書いてあるはずだし…。
緊急時以外に使用してはいけませんとかね。
押して、みようか…
なんか巨大な音が鳴ったりしたらどうしよう…
でも、気になる。
絵から想像すると
きっと窓の開閉だよなあ。
気になる。
でももしも窓の開閉のスイッチで
当たっていたとしても
このスイッチ1つで
全ての車内の窓が開閉したら
どうしよう…
いやあ、スイッチがたくさんあるんだし
そんなことはないだろう。
窓じゃない、こともないだろう。
ということは
やっぱりこのスイッチの隣にある窓が
開くんだろう…ねぇ…たぶん、ねぇ。
そわそわ
もじもじ
そしてついに
…
押しました。
があああーっ
結構なすごい勢いで
窓が開きました。
開いた窓は
そのスイッチの隣にあった窓のみ。
とりあえず、車両内の全ての窓が開くという惨事にならなくて良かった。
大きなアラームも鳴らなくて良かった。
ただ…
窓の開くスピードが
想像していたものよりも
かなり素早くて
焦って
どきどきして
反対の閉めるボタンの方を素早く押し
…
どきどきどきどき
びっくりしたなあ、もう。
窓、そんなに勢いよく開くなんて思わなかったんだもん。
そんなわけで
最近の電車の窓は
スイッチで開閉するようです。
電車の窓といえば
窓の左右にあるレバーみたいなのを
両手で挟みながら
ひっかかる窓枠のへこみがあるところまで
がしゃん、がしゃんと
手動で開けていくっていうイメージだったんですけれど。
これがなかなか
コツが必要で、
小さい頃は上手に窓を開けられなかったんですよね。
もう、あんな手動の窓は
なくなっていくのかしら。
おばあちゃんちに行く途中
電車の窓を少しだけ開けて
外の風をそよそよと感じるのが
好きだったなあ。
ウィーンって電動で開閉する窓のに
のどかな風景は
ちょっと不思議な組み合わせな気がしました。
初めて知りました。
注意書きでも書いてあればいいんだけどね。
進歩しましたね。