最近何冊か出会って読んでいました。
『ビブリア古書堂の事件手帖』(アスキー・メディアワークス)
三上延さんの小説です。
北鎌倉にある古本屋さんを舞台に
古本とその物語がキーとなる事件を解決していく小説。
古本ってやっぱり奥が深いなあ。
読んでいるうちに、今年出会った
痕跡本について思い出しました。
気になる方はこちらをどうぞ
↓
2011年5月2日「痕跡本」
http://beamie.jp/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=...
古本市についてはこちら
↓
2011年5月3日「不忍ブックストリート」
http://beamie.jp/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=...
この『ビブリア古書堂の事件手帖』に出てくる
古書店の店主、篠川栞子は、
「わたし、古書が大好きなんです……人の手から手へ渡った本そのものに、物語があると思うんです……中に書かれている物語だけではなくて」
と言います。
痕跡本も、同じような考えなんですよね。
私も昔、秋田でよく行った古本屋さんで買ってもらった本に
前の持ち主の名前が書いてあったリして
この本が通ってきた道のりを感じることがありました。
古本のみならず
ティディ・ベアや
アンティークの家具なども似ているかもしれません。
以前読んだ本で、
(いまタイトルにたどり着けないで頭の中がもしょもしょしているんですけれど…)
ティディベアたちがクリスマスの朝に自分の以前の持ち主の物語を語る
っていう本があったんです。
ぬいぐるみ好きな私は、その中でもティディベアが大好き。
と、いま本のタイトルを思い出すために検索をかけていたら
今年のクリスマス用のティディベアがもう予約で出てきているんですね。
なんて可愛いんだろうか…と見入っちゃいました。
ドイツのティディベアが、強烈に可愛かったわあ。
と
思わず脱線しましたが、
本も、ぬいぐるみも、家具も
年代を経て、いろいろな人の手を通ってきたものって
なんかいいですね。
新しいものとはまた違った魅力があると思います。
古本屋さんは特に
そのお店によって棚にならぶ本の種類が大きく異なります。
そういうのを眺めるのも楽しいんです。
例えば目的の本を探すのにはネット検索が早いかもしれません。
でも、その隣にある本、
もしくは目的の本がある棚の向かいにある本に
自分が心魅かれる本も並んでいるかもしれません。
そういう思わぬ出会いというのは
検索ではなかなかたどり着けないもの。
電子辞書と一緒に紙の辞書も未だに開くというのも
ここに共通しているところがある気がします。
また古本屋、行きたくなりました。
必要最小限なものを紹介します。一人暮らしの時からこれは必要でした“食品成分表”もし家庭菜園をやるなら絶対的条件なのが農文協の“家庭菜園の病気と害虫”は絶対手放せません。あとは、パソコンでシステム化に失敗した時に便利でしょう。秀和システムの“パソコン用語辞典”。ちょっとした身の回りの問題が起きた時などに有斐閣の“ポケット六法”。話しの行き詰まったときなどにPHP文庫の“「世界地理」なるほど雑学事典”とか、えっと昔、三毛猫ホームズも読んでました。歴史小説の武田信玄。漆原友紀の“蟲師”これは紹介文をよんでください。……………この世はヒト知れぬ生命に溢れている――。動物でも植物でもない、生命の原生体――“蟲”。それらが招く不可思議な現象に触れたとき、ヒトは初めてその幽玄なる存在を知る。蟲とヒトとをつなぐ存在――それが“蟲師”たる者。……………………
ぼくは、コミックは嫌いですがこれだけは、別です。ぜひよんでみてください。ぼくは、全部読みました。
では、さようなら