今晩は
BBQの後は必ずお腹を壊す葛山真悟です
月が綺麗ですね…
月にまつわる小話を一つ
昔、山の中に1人の老人が歩いていました
その老人は今にも倒れてしまいそうなほど
空腹と疲労がたまっており
ついには、その老人は力尽き倒れてしまいました
その様子を茂みからながめていた、四つの影がありました。
クマと狐と猿とウサギです。
クマはその老人を哀れに思い、話しかけ
:今、岩をどかして、くつろげるようにしてあげます
狐はその老人に
:寒いでしょう⁇今僕が薪を集めてきてあげましょう
猿は
:じゃあ僕は何か喉の乾きを潤すために果物を持ってきましょう
老人は深く動物達に感謝し
焚き火をしながら、なんとか暖をとることができました
その様子をみて動物は安心し、ウサギに言います
君はなんにもしていないではないか、なにかしようとは思わないのか⁇
ウサギは下をむき、項垂れます…
そして、老人に近づき
:僕にはあなたの為になにもしてあげられません…
なので、僕を食べてください
と言い、焚き火の中へ自ら飛び込んでいきました
老人は
:ウサギよ、お前の気持ちはとても尊いものだ
と言い、ウサギを抱え、白い月へ運んでいきました
そう…老人は仏様であったのです
だから、ウサギは今でも月にいるのです。
素敵な小話でせう
月を見ながら、ジンにアプリコットを混ぜて、晩酌をする
そんな1人の遅れた十五夜
みなさま、おやすみなさい
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