大切なもの

私の大切なもの

たくさんある中から
今日はこれ

犬のぬいぐるみです。

名前はララちゃん

このぬいぐるみは、
私が大学の修士にいた時に、同級生がプレゼントしてくれたもの。

その当時、彼女は音楽学専攻で私はピアノ演奏専攻だったので
授業で会うといっても
週に1度の、金ゼミと呼ばれる修士論文のゼミだけでした。

それでも、
大学卒業と同時に父が亡くなり、
いろんなことがあった私をみて

ある日、誕生日でも、何かの記念日でも
なんでもない日に
急にこの犬をプレゼントしてくれたんです。

彼女の家には犬がいて、
その子の名前がララちゃん。

この犬はララちゃんに似ているそうです。

私も彼女からもらったこのぬいぐるみに
さっそくララちゃんと名前をつけました。

彼女がプレゼントしてくれた時、
「これで癒されてね」
と言って、ひょいと渡してくれたんです。

それまで特別何かを贈り合うこともなかった私たち。
大学の学部時代はお互いピアノ専攻でしたが
指導教官も異なり、レッスンも別の先生で

彼女はほんとうにまじめで、よく勉強する子。
私は思いつきとかひらめきとかで猛ダッシュする勢い派。

全然正反対な感じでした。

だけど、
修士に一緒に進学して
そばにいて
彼女もいろいろ、私の変化をみて
心配してくれたんだと思います。

このぬいぐるみも、とても気に入っていますが
私はその時の彼女の気持ちが
本当に嬉しくて
今でもララちゃんをみて、彼女の優しさを思い出します。


しかも何も知らせていなかったのに
ブログまで見つけてくれていて
千葉のケーブルテレビではウェザーニューズに出ていたときに
その放送を偶然ではありますが見つけてくれて
4月に舞台に出ていた時なんか、お知らせしなかったのに
「都合つかなくて観にいけなくてごめんね」とメールをわざわざくれて。


すごく優秀な彼女は
とても心の優しい人です。


頭脳明晰でありながら、思いやりの心にあふれ
いつも穏やかなオーラを放っています。


私の大好きな同級生です。


ララちゃんは真っ白な犬のぬいぐるみでしたが
いまは色も変色してきています。
でもとても大切。

今でも、くじけそうな時があると
ララちゃんをみて
あの時、ほんとうにどうにもならないって思っていた時でも
ララちゃんをなでながら、なんとかやってきた。
だから今もきっと大丈夫
って思います。

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