わさびがすきです

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静岡県に出張しているうちに大好きになったのが

わさび

それまでは、わさびの本当の美味しさを知らず、
ちょっと苦手意識がありました。
でもわさびが食べられる、いこーる、大人
っていうイメージもあって
頑張って食べるようにしなくちゃって思ってたりもして。
そんなに入れなくてもいいのに無駄にたっぷりわさびを入れて
鼻がツーンとして涙をこらえちゃったり。
今思えば、何と競争してたんでしょうね、一体。

そんな私が
静岡に出張した時に、自分ですりおろして食べる
1本のわさびに出会いました。
とあるお蕎麦屋さんにて。

それまで、そんなにわさびが好きじゃなかったのですが、
たまたまお蕎麦屋さんは混雑していて蕎麦が出てくるまで時間があり、
お店のお姉さんが「わさびと胡麻をすりながらお待ちください」と
一言添えて去って行ったこともあり、
さらには1本のままのわさびなんてチューブに描かれた挿絵でしか見たことがなくて
面白かったこともあり、
あまあれやこれやと条件が揃ったわけです。

そのわさび、今までのわさびへのイメージを一変させてくれるくらい
美味しかったんです。

わさびで苦手に思っていた
鼻に来るツーンとした痛い感じもなく、
かといって辛くないわけでもなく、程良い刺激感。
そして何よりも、わさびの香りが楽しめるんです。
これまではただ、ツーンツーンとして涙が出たり、
舌がびりびりしたりするなあ、というだけだったわさびでしたが、
この生わさびをすりおろしたものは、
ふんわりと独特のわさびの香りが鼻に抜けて、口の中にも広がって行く感じがあり、
刺激的な味だけではない優しさも感じられるまろやかさがありました。

私が生わさびに出会ったお蕎麦屋さんは有名なお店だったらしいのですが、
お蕎麦そっちのけでわさびに夢中になっていました。
本末転倒だったけれど、この時はとにかくわさびに感動しちゃって。



以来、どこかわさびが美味しい観光地で生わさびを見付けると
買って帰って自宅でせっせといただいています。

人間のイメージって不思議なものですよね。
そこから私の中のわさびのイメージががらりと変わり、
わさび味のお菓子やおかずなど、どんどん食べられるようになりました。

今では

わさびコロッケ

わさびソフトクリーム

こんな変わり種も美味しくいただく程です。

わさびの魅力は
気がつくまでに時間がかかったけれど
一度知ってしまったらもう離れられない、
奥の深いお味です。