途中でガイドさんが
「見て見て~」
と教えてくれたところで観察中。
本番用の撮影を終えてから
コンデジで撮ってもらってます。
じーっ
じーじーじー
じぃぃぃぃーっ
何見てんの?
と言われて、
これだよこれ、この目の前の。
大きいにゃ
え?何か分からないって?いやいやこんな大きいし。
目の前にいて動かないんだよー
ということで
指差してみました。
ここですの。
私が見ていたものの正体は
この子
オオモンカエルアンコウちゃん。
ライトを当てるとオレンジ色なことがわかります。
水中で直接見ると、黄色っぽく見えますよ。
大きなカイメンの上に
全く同じ色と全く同じような模様?みたいな感じに
上手に擬態して、
しかも中央にぽちょんといました。
かくれんぼ、上手ですね~
カエルアンコウは小さな子も多くて
初心者ダイバーさんでも見つめあえるお魚として
またはガイドさんもお客さんにここにいるよって教えやすいものとして
ダイバーの間では比較的メジャーな生き物、
なようです。
でも
わたし、実は去年、八丈島で潜るまで
通常の小さなサイズのカエルアンコウちゃんを見たことがありませんでした。
それを言うと
みんなに
えーーーーっ
と言われます。どんだけ潜ってて、カエルアンコウ見たことないなんていってんの?!
そこらじゅうにいるでしょうがって。
そうは言われましてもですね…
見たことがなかったんですよ…
去年、八丈島で初めてカエルアンコウちゃんを見た時には
きゃーきゃー言ってはしゃいでおりました。
そんなリブリーザーダイバー、どうなのさ、って話しでした。
ちなみにオオモンカエルアンコウちゃんは
フィリピンのロケで見たことがあったんです。
しかも1か所で2匹も。
2匹とも、どこかから引っ越してきたばかりだったのか、
全く擬態になっておらず、
違う色の場所にぴっかぴかに目立つ身体の色で
ぼってり、ぼってりと
たたずんでおりました。
初めてみたものの、どうにもその擬態できていなさっぷりがひどすぎて
これでいいのか、カエルアンコウちゃんたちよ…と思わずにはいられなかったのが
初対面の思い出です。
今回の八丈島、ナズマドから入った先にいたこのオオモンカエルアンコウちゃんは
きちんと擬態していてくれたので
長年の「オオモンカエルアンコウは擬態なんて小さなことは特に気にせずのんびりしている」かもしれないという不安が解消されました。
よかったわあ。
カメレオンみたいに溶け込んじゃってますね。