昔から言われていますが…
気象庁が観測対象としている
大気光学現象のひとつに、
「暈(かさ)」というものがあります
「暈(かさ)」とは、
太陽や月のまわりにできる光の輪
太陽や月に、
氷晶でできた薄い雲がかかっているときに
生じる現象です
これは、
太陽や月の光が、氷晶を通る際に、
屈折または反射することで起こります
太陽のまわりにできるのが
「日暈(ひがさ)」
月のまわりにできるのが
「月暈(つきがさ)」です
かさ現象が起こる雲は、
「巻層雲」と呼ばれる雲の場合が多く、
この雲が現れると、
天気は下り坂となっていくことが
多いのです
観測技術など無かった昔
「月が、かさをかぶると、翌日は雨」
人々が経験から得た、この知恵に
あらためて感動です
さて、写真は、
雨あがりの秋
「房藤空木(ふさふじうつぎ)」 が、
しっとりと鮮やかに輝いていました
「「月暈(つきがさ)」 見てみたいです。夜空を見る時間が増えそうです^^