秋田空港のデッキ

昔、私がまだ幼稚園くらいの頃、
秋田市に住んでいて、
東京から叔母が秋田に遊びに来た時には
叔母の交通手段は飛行機でした。

東京は電車じゃいけなくて
とってもとっても遠いところなんだなあ
って小さい頃に思っていた気がします。

飛行機じゃないといけない場所。

よく考えたら
夜行列車とかで東京に行ってたはずなんですけど、
叔母のことが大好きだった私が

叔母ちゃん帰らないで~

と泣いちゃうのを

なんとか納得させねばと
頑張っていた結果、
飛行機じゃないといけないくらい遠い場所
というので落ち着いたのでしょう。

叔母ちゃんが東京に帰る時には
家族みんなで秋田空港にまで見送りに行き、

ガラス越しに私が
さみしくなって
びゃーびゃー泣く

というのがお決まりのパターン。


えーんえーん
とかじゃないんですよ。

もはや今生の別れかと
親たちが笑いを堪えてツッコミたくなるような
びゃーびゃーの泣きっぷりだったようです。

で、まあひとしきりガラス越しに泣きまして、
そのあと、デッキに行って

「あの飛行機に叔母ちゃん乗ったんだよ」

と言われ、
その飛行機が飛び立って見えなくなるまで
見送っていましたね。

だから小さい頃の私にとっては
展望デッキに飛行機を見に行こう
というより、
豆粒くらいに見えなくなるまで
叔母ちゃんを見送りに行こう
という感覚だったわけです。

羽田空港の展望デッキには
飛行機好きな子供たちを連れた家族が
たくさん集まっています。

楽しそうに走り回りながら
飛行機の飛び立つ姿や
降り立って、自分の方へ向ってくる様子、
爆音などに
素直に興奮している子供たち。

そんな様子を見ていて、

こんなんじゃなかっただろうけど
なんとなく自分が小さかった頃の
秋田空港での出来事を思い出したのでした。

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