一度に全く同じものがたくさん作られる
いわゆる量産品の市販品がほとんどですよね。
もちろん、オーダーメイドや
オリジナルデザインに自分でアレンジしたり
作り変えてしまったりするものもありますが、
たとえば外出してみて、ぐるりと見渡した時に目に入る
他の人が持っている衣類や持ち物、乗り物なども
全く同じものがこの世に何個も存在するものが多いはずです。
そう考えると
どこかの誰かと、今自分が持っているものが
全く同じだった、ということなんて
当前あり得ることなはずなんです。
むしろ同じじゃないわけがないくらいのもので。
でも実際に、例えば、
同じ色や同じ形のものを持っていた、もしくは着ていた人が
自分のすぐ隣にいたら…
なぜだか、かなりびっくりしちゃうものです。
この同じ物事件は
相手が友達だった場合と
全くの他人だった場合によって
心に沸き起こる感情が微妙に違ってくるというのも面白い点。
単純に考えてみると
同じ物を持っている人が隣にいたら
「かぶっちゃったなあ」
とか
「おそろいで嬉しい」
とか
何らかの心のリアクションがありますよね。
さらりとしている人でも
「あ、同じだ」
くらいは思うのではないでしょうか。
相手が友達だった場合には
「あの子も私と同じ趣味なんだね、嬉しい」
なのか、
「個性的でかっこいいものを選んだと思ったのに、他の人と同じ考えだったのかあ、残念」
なのか。
全くの他人が同じものを持っていた時とは
また違った反応になるような気がします。
ちなみに
今日、私はカフェにて
お隣の席にいたお姉さんと
使っていた携帯電話が全く同じでした。
色も機種も一緒。
そのお姉さんは携帯をいじっていて
机の上に置いたり、また携帯を開いたりを繰り返していました。
私はカバンの中に携帯を入れていて
今まさにカバンから出そうとしたところ。
そこで
はっ
と私の方が気が付いちゃって。
お姉さんは何も気が付いていません。
なんだか急に
携帯をカバンから出しづらくなってしまった私。
漫画のように
半分カバンから出しかけた携帯を
そろりそろりと再びカバンの中に仕舞ってしまいました。
そそくさと。
よく考えたら変な話です。
別に悪いことしているわけじゃないのに。
急にそそくさと仕舞ったりして。
でもなんか
もじっと、そわっとしちゃったんですよね。
そこからずっと
もじもじそわそわしちゃってました。
小心者過ぎ…。
不思議なのはファストファッションのブランドを身につけていても、同じ物を見かけることは意外と少ないこと。ライブ会場で買ったシャツを翌朝着て電車に乗ろうとして、同じものを着ている人と目があったときは迷わず車両をかえました。しかしその車両を移動すること自体がマジで恥ずかしかったですね。