「本の小部屋」コーナーにも
スイーツ関連本の登場率が上がって来ました。
前回は
2011年5月12日の「スイーツプロジェクトによる影響」で1冊とりあげましたが
http://beamie.jp/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=...
2010年9月21日の『蜜蜂のデザート』
http://beamie.jp/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=...
同じ作家さんの『禁断のパンダ』は
スイーツの描写は少ないもののレストランとシェフの話が盛りだくさんです。
そんな感じで
やっぱり「スイーツ」とか「パティシエ」とか
「ケーキ」「菓子」「甘味」などの単語に敏感になっている今日この頃。
『ショコラティエの勲章』(角川春樹事務所)
上田早夕里さんの小説を読みました。
主人公は老舗の和菓子屋さんで売り子をする女性。
和菓子屋さんの二件となりには
できて1年でありながら大人気のショコラトリ-のお店があり、
この和洋の2件のお菓子屋さんをめぐる小説です。
和菓子と洋菓子では
お菓子のジャンルからだけみても全く違うものですが、
やはりスイーツ、甘いものをたべて、
お客様に幸せな気持ちになってもらいたいというのは
どちらも同じ想いなんですよね。
この小説の中にはもちろん様々な和菓子や洋菓子が登場するのですが、
1つ、私が知らなかった物が出てきました。
「ガレット・デ・ロワ」
これはそもそも、クリスマスケーキのような特定期間しか出会えないもので、
公現節の前後にしかないものだとか。
ただし、この「ガレット・デ・ロワ」と同じ製法で
年中食べられるケーキとして
「ピティヴィエ」というケーキがあるのだそうです。
これはフランスの地方菓子。
このケーキに私が興味を持ったのは
どんな味なのかしら、というもありますが、
このケーキに凝らされた工夫なんです。
大きなホールケーキなのですが、
みんなで切り分けて食べることに楽しみがあると言うんです。
中に、たった1つ
「フェーヴ」という陶器などでできた人形が入っていて、
切り分けた時に、そのフェーヴが誰の所に入っているのか、
当たりが誰なのか、という楽しみがあるもの。
甘いケーキをみんなで食べるという楽しみに
プラス、フェーヴが当たるかもしれないというドキドキ感もある。
パーティーにはぴったりですよね。
調べていたらフェーヴだけを集めて販売しているお店や、
コレクションの本も出版されているよう。
俄然興味が湧いてきました。
新しいスイーツとの出会いが
これからのプロジェクトへの良い影響になるかも?!
珍しいものの情報など、皆さまからのご意見も随時お待ちしております。
美味しそうですね。
こういうの食べながらいい景色を見たいです。