『人魚の時計』

図書館で何気なく借りてきた本

面白かったです

『人魚の時計』(日本図書刊行会・近代文芸社)
鈴木昴太郎さんの小説です。

タイトルにもある
人魚の時計がこの物語の中の鍵を握っています。

二人の人魚がデザインされた古い外国の時計。
こんな時計、みてみたいなあ。

人魚の時計は、主人公の祖父が大切にしていたもので
譲り受けたもの。

とても大切にしていましたが
人魚の時計の時間が狂い始めた時から
彼の人生も狂い始めて行きます。

まるで人魚の時計が人生の羅針盤だったかのよう。

その時計の狂いの原因に気がつく時
彼は同時に人生の大切な狂いに気が付いていきます。

ほんのちょっとしたズレ
ささいなすれ違い
なんともないだろうと思っていたことの積み重ね

時計の時刻が目に見えないほどちょっとずつ毎日ずれていくように

人生の歯車がずれるのも
気がつかないうちに、じわじわと忍び寄ってくるものなのかもしれません。

歯車がずれたと気がついた時には
もうずいぶんとたくさんのズレが出来上がっている。

いろんなことのきっかけは
ささいなことなんだよなと思いました。

小さなことも大切にしたいな。

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