『洞窟の神秘』(原題は、”Journey to amazing caves” )
世界にある過酷な環境の洞窟を撮影した
ドキュメンタリー映像作品です。
洞窟ダイビングも出てきますよ。
かの有名なセノーテです。
私が一緒に潜らせていただいたことがある
洞窟ダイバー(ケイブダイバー)の偉大な先輩も
セノーテが大好きだとかで
何度も通っているようです。
狭い所に、タンクを押しこんで
にじるようにしてぐいぐい這いつくばって進むのが楽しいんだとかで。
今回の映像の中でも
セノーテでタンクを先に穴に通し、
人が1人やっとくぐれるような穴に
じりじりと這いながら進む様子が撮影されていました。
後からメイキングをみたら
そのシーンは7回テイク撮影、
セノーテへロープでエントリーするシーンは
17テイクも撮影したんだそうです。
17回も着水してはハシゴを登り…すごい。
今回のテーマはもちろん洞窟なのですが、
目的は冒険以上に研究という大きな目標がありました。
過酷な環境下でしか生きられない微生物を採取して
今後の医療の発展のための研究をしようというもの。
これまでに様々な過酷な環境下で生きる微生物を研究してきたことによって
白血病のための薬も生まれたんだそうです。
水中洞窟では、海水と淡水の境目である
ハロークラインからの微生物採取が目的。
はっきりとした淡水と海水の境目なんですよね。
そんなところに
未だ知られていない微生物が生息しているなんて
想像もつきませんでした。
他には
グリーンランドの氷、
グランドキャニオンなど
いろいろな環境へと微生物を探して
冒険をしていく内容。
もうとにかく
メイキングをみて
一層感動しましたね。
撮影スタッフがどれだけ苦労して準備していたのか
いろいろな映像をドラマチックに撮影するための
仕掛けを設営するのに2日~4日もかかっていたり、
何度もチャレンジしたり。
すごい。撮影班、すさまじいです。
本編にも出てきたシーンでは
微生物学者の女性が自分が担当する小学校2年生のクラスに
インターネットを通じて
研究の現場をリポートするシーン。
素敵な授業の在り方の1つだと思います。
こういう実際の研究現場を子供たちが見ることで
いろんなことに興味を持って行くんだろうなと思いました。
動画配信でもっともっと
科学や、地球、様々な歴史研究活動、大自然と動物たちの生き様などが
少しでも身近に感じる存在になっていったら、
大人になってから思うことも違ってくるかもしれないですね。
足あとありがとうございます。
ダイビングやってみたいですね。
知り合いから、世界観が変わるぞと言われて勧められたことがありましたが、なかなかやる機会もなくて今まで来てしまいました。
( ̄▽ ̄)