痕跡本

本が大好きな私ですが、
もっと面白い楽しみ方に出会いました。

「痕跡本」。

書き込みがある本、痕跡本を探すツアー&トークに参加してきました。

今回の先生は、古書五っ葉文庫の店主である古沢和宏さん。
痕跡本の魅力をたっぷりと語っていただきました。

痕跡本とは古沢さんが作られた言葉。
本に書きこまれた文字やラインなどの「痕跡」から、
前に読んでいた人の想いや読み方など、
想像を掻き立てられるあたりが
痕跡本独特の魅力だそうです。

「ラクガキ」って言うよりも「痕跡」って言うと
なんか、いいよね。

紙が古くなって
色が少し周囲から茶色っぽくなっていたりして、
古い本独特の香りもして、
そういうのも全部ひっくるめたものが
古本が持つ魅力。

きれいな本はあまり読まれていない本。
汚れた本は、いろんな人にたくさん読まれた本。

本に重ねられた年輪を感じるようで
深い味わいがあります。

古本屋さんを何軒か巡りながらみんなで痕跡本探し。
私が発見したのは
古事記です。




古事記はやはり固有名詞が長いし覚えづらいものばかり。
前の持ち主もそう思ったのか、
赤のラインの他に、名前などを丸で囲んでいます。



でも…

後半、全く開かなかった?
という様子。
ぱらぱらめくると、本の中心部の開き具合が違うんです。
古いのに新しい感じ。

この最後までたどり着かなかった感じを想像してみる
というのも痕跡本ならでは。

ライン1本ひくにも
同じ本を読んでもみんな違うところにひくんだろうな
という想像も。
そこからその人の読み方が見えてきますよね。

昔、秋田の古本屋さんで買ってもらった本には、
名前が書いてあったり、
それを黒く塗りつぶした跡があったりしたことも思い出しました。

ツアーのあとは
発見した痕跡本を交互にお披露目して
トークが盛り上がりましたね。

この本は



贈呈者や送られた人の名前なども書かれています。

そういえば
祖父から本や辞書をプレゼントしてもらった時にも
私の名前を書いて、
プレゼントしてくれた祖父の名前、そして日付も
書いてくれていました。

昔の人は、本を買ったら自分の物としてずっと手元に置くと思っていたら
名前を書いたり、好きなように書き込みしたりしたんですね。

買った本屋さんの名前が書かれていた本や
付箋が大量に貼りつけられた本もありました。



いつのまにか
そういう文化が消えていると気がついた今回。

さらに本との新しい向き合い方を発見できて
古本屋さんを見直すきっかけになりました。

コメント

よく六法全書なぞ観るきになれたんだにゃ晴れ猫
あれはプロでも片時も離せないバイブルみたいなもんだにゃ猫晴れ

ひろゆき♪ 2011年05月02日

まりさん、新しい本の楽しみ方を見つけたの
ですね。

私も、何気なく買った本に作者の贈呈のサインが
入っていたものがあり、密かに家のお宝としました。。。

本もいろいろな楽しみ方がありますよね。笑。

まるみる 2011年05月02日

 私は過去に病気で暇な時に六法全書を通読して、アンダーラインを引いたりです。殆ど覚えていませんが、道徳と法律を上手く連携させて判決を下したりしているのだなと感じました。ちょっとお堅い話でしたが、失礼します。(._.)オジギ

2011年05月02日

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