読み終えました。
おもしろい!
有川さんの作品はどれも面白くて好きなのですが、
今回は更にツッコミ感というか、
具体的に、普通の人なら怖くて触れられないような所にも
ぐいぐい切り込んでいく感じが
痛快なんです。
もちろん小説なので
フィクションなんですよ。
舞台は高知県にある「おもてなし課」という
観光に関わるセクション。
でもこの「おもてなし課」は
なんと高知県に実在するんです。
小説の中では
吉門さんという男性小説家が
おもてなし課から観光特使になって
高知の観光名所で使える無料クーポン付きの名刺を配ってくれ
とオファーがあった話から始まるのですが、
これは実際に有川さんの身に起きた話。
リアルな話と
本物の課、
そして実在する地名。
ゆずで有名な馬路村や
パラグライダーが楽しめるスカイパークなんていう
実在の、具体的な場所が出てくることも
リアル感がある理由かしら。
小説だと理解していながらも
なんか、面白く書いたドキュメンタリーを読んでいるような気分にもさせられて、
それでいて小説な部分もしっかりあって
自分もおもてなし課の人たちと一緒に
泣いて笑って頑張って読んじゃうんですよね。
最後には
がんばれ!おもてなし課!
って応援する気持ちが湧いてきちゃいます。
あ、これじゃたぶん、
すっかり
有川さんの思惑にはまっていますね、私。
何しろ有川さんはリアルな観光特使ですから。
端々から出身地の高知を愛する有川さんの気持ちも
とても強く伝わって来ますよ。
小説の中では
高知に来た人に
田舎を提供する。
実家に帰ってきた時のように「得手勝手」に過ごしてもらえるように。
などと、高知県の観光地の在り方を考えているシーンがあります。
以前、エコツーリズムを考える講演会で
高知県の四万十川や足摺岬のあたりにある宿を経営されている方の話を聞いたことがあったのですが、
まさに、「田舎に帰ってきた」みたいに過ごしてもらいたい
っていう感じだったんですよね。
当時は知らなかったけれど、これももしかして
実在のおもてなし課のプロジェクトと関与してた?なんて想像しちゃいました。
本の最後には
実際の対談や
新聞連載した県の観光PRも掲載。
今頑張っている岩手県や福島県のPRもありました!
素敵な観光地に
笑顔が溢れる日が
一日も早く戻りますように!
がんばれ!日本!
ちなみに
この本の印税は
震災のために寄付されるそうです。
↓
2011年3月21日
http://beamie.jp/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=...
オハヨー(^^ゞで~す
高知わ、確か行った事、あります
静かで、自然がたくさんありますね
僕(^^ゞわ、夏休みに行ったので、泳いで来ましたよ。
そういえば、千葉県松戸市には、『すぐやる課』ってゆう部署、あるみたいで~す
よろしくお願いします