出会い『星の降る町 六甲山の奇跡』

今日読んだ本が
今の日本の私たちを応援して
とっても元気にしてくれるような作品だったんです。

偶然とはいえ
この時期にこの作品に出会ったことに
感謝せずにはいられませんでした。

『星の降る町 六甲山の奇跡』(メディアファクトリー)
明川哲也さんの小説です。

洋菓子店「星の輪っか」を1人で営むお爺さんのサジと、
その店からお菓子を万引きした少年のトルリの1日を描いた作品。

作品の冒頭には

「何かを得て、何かを失った世界中の大人たちと
 何かを失って、何かを得ようとしている世界中の少年たちに。」

と書かれています。

サジとトルリが給水塔の上に取り残され
一晩中、いろんな話をしているシーン。

サジは戦争で南の島の戦地に行って、
マラリアにかかったことがあり
それが原因で給水塔の上でも高熱をだしてしまいます。
発熱しながらのサジの思い出話が
ぐっと胸に来ました。
サジは昔、紙芝居屋さんで、お菓子を売りながら紙芝居を子供たちに聞かせて歩く人でした。その時子供たちに話していた言葉。

「星がひとつ降るやろう。ほんなら、誰かがひとつを得て、ひとつを失うねん。そやけど逆の時もある。ひとつを失って、ひとつを得るねん。それが星の下で生きとうもんのルールやで。みなさんの御家庭で、哀しいことがあったいう人もおるやろう。そやけど、大丈夫やで。何かを失った人は、何かをきっと得る。時間がかかるけどな、星が約束しとうわ。実はおじさんも立ち上がられへんぐらい辛い時がありました。そやけど、今はみなさんの笑顔がこんなにたくさんあります。お菓子を焼いとってよかったあ。さあ、お菓子や。お菓子買うてんか。甘い焼き菓子やで。金平糖もあるでえ。」

いろんなやる気だとか
元気になる力だとか
そういう、心の中から漲るパワーを
この作品からもらいました。

人間にとっての長い長い時間も
星にとっては一瞬のようなこと。

星は私たちの気の遠くなるような時間を
気長にしっかり、毎晩空から見守ってくれているんです。
「星が約束してくれる。」

サジのお菓子職人ならではの言葉も魅力的でした。
お菓子が他の食べ物と違う所が1つだけあるというサジ。
「夢や。お菓子は夢を食べてもらうねん」

そしてそんな心のこもったサジのお菓子を万引きしてしまい、
そのお菓子を食べたトルリ。
「その甘さは、内側からぼくをぎゅっとつかんだ。」

甘いお菓子と
輝く星たち

こころに

やる気、チャージ!


コメント

 私は努力を続ける事によって、苦しみを失い楽しさを得たいと精進しています。

2011年03月22日

素敵な本ですね。
胸が熱くなりました。

ひろてん 2011年03月22日

 何かを得て何かを失うよりも何かを失い何かを得る方が良いですね。
失う物は失うべきな事(悪い性格等)で将来の為になるようにしたいです。
 汚い話ですが、排泄物を失って、利益を得るのが一番理想だと思います。
得る物も将来に繋がる物を身につけたいし、将来に繋がらない物は欲しくないですね。とても興味のある話でした。

2011年03月22日

いい話ですね。

早く子供達が夢を持てる
明るい未来が来ますように!

むな 2011年03月22日

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