地震に遭って、分かったこと




依然、余震が続いている東北地方。
テレビから流れてくる惨状に、言葉もありません。

「壊滅状態」
こんな言葉を現実のものとして聞くことがあるなんて、、、

必死の捜索活動が続いていて、避難所生活を余儀なくされている多くの人がいる。

今は、ただ一人でも多くの命が救われること、
不自由な生活から少しずつでも抜け出せることを、願うのみです。



本当の被災地までではありませんが、昨夜は都内も大混乱でした。
そんな中で私が体験し、気づいたことを書いておこうとおもいます。
少し長くなりますが、ご一読頂けると幸いです。



地震発生のその時、私はマネージャーさんと都内の住宅街を歩いていました。
道幅が2〜3メートルほど、車一台なら余裕で通れる一般的な住宅街です。


ガタガタガタ、、っと突風が吹いた時のような、
窓ガラスが叩かれるような音がしたと思った瞬間、
地面から激しい横揺れを感じ、突風ではない!っと立ち止まりました。

地面ごと揺さぶられると、しばらくして、大きな地震を自覚し、
私達はひとまず住宅街の十字路、より空の見えるところまで出ました。

この判断が正解で、その直後 振り返ってみると、
たった今通ってきた道には、家の屋根瓦が落ち、粉々に割れていました。
あれが、自分に頭に落ちてきていたかもしれないと思うと恐ろしいですよね。
他の道でも、瓦が落ちたり、新しい家でもブロック塀が半分崩れおちていたり、
道路も危険がいっぱいでした。


揺れが一旦落ち着いた頃、周囲の家からは多くの人が外へ出てきていました。
何が起きたのか、この後どうなってしまうのか、
みなさん、それぞれに不安の表情を浮かべていました。

この時、一人だったら混乱していたかもしれないと、
私も頭の中をふと よぎりました。
揺れが一旦おさまったら、周囲の人たちと声をかけあっておく事は、
必要かもしれません。
一人じゃない、っと思える事が冷静な判断に繋がります。


地震発生後は、すぐに携帯電話での通話はできなくなりました。
魚住家は、一家4人全員がバラバラの場所にいます。
誰もが自宅からは遠く、またそれぞれいる場所も離れています。
やはり気になるのは家族の安否…


何度か電話もかけましたが、「規制中」と表示され、呼び出し音もならなければ
留守番電話サービスでメッセージを預かってもらうこともできません。

助かったのが、メールが通じたということ。
自分からセンターに問い合わせをしないと、なかなか受信もしにくい状況ですが、
まずは、家族に自分の安否をしらせるメールを送る事ができました。

そして、しばらくすると、それぞれから返答があり、
メールを打つのがあまり得意でない父からは、「大丈夫ですか」と
一言だけメールが入りました。
私のメールを読んではなさそうな気もしましたが、
メールが送れるということは、無事に違いありません。
受信しただけでも、大きな安心感を得られました。


それからもずっと、電話は使えませんでした。

ひとつ分かったのが、私は決して電波の悪い所にいたわけではなく、
規制がかかっているため、電話を着信することができなかったのですが、
規制がかかっていない、被害がなかったエリアから電話をかけると、
留守番電話サービスに接続されると共に、
私の携帯電話には、圏外着信として センターからお知らせのメールが入るのです。
(ちなみに、NTTDocomoを使っています。)


心配をしてくれたたくさんの方々から何回も、何回も、
着信があった旨のメッセージが届きます。


心配をしてくださった方の気持ちは、本当にありがたいのですが、
実は実際のところ、これが当時者としては、少し困ってしまったんです。

と、いいますのが、あの時、私は外。
唯一の家族との連絡手段が、携帯です。
また、交通機関の状況や、今後の地震のことなど、情報を入手する唯一の手段でもあります。

携帯の充電がなくなっていくことが、何より不安でならなかったんです。


わたしも、他県で大きな地震が起きた時、友人の無事を案じて、
メールを送ったことがあります。
それは、一人じゃないよ!何かあったら助けるからね!っという気持ちが
あってのこと。もちろん悪気なんてさらさらありません。

ただ、実際自分が、たくさんのメールや圏外着信メールを受け取った時、
充電が心配で、それが一番の不安に繋がってしまいました。
また、読んでいないメールがあると、携帯がご丁寧にピカピカ光って
教えてくれるんですよね〜、、こら!携帯!笑


交通機関がすべてストップ。
家族の安否確認ができたとはいえ、自宅に帰ってくるのか、来ないのか。
はたまた、帰るならどうやって帰るつもりなのか。
まだまだ家族とは連絡の取りたい事項が盛りだくさん。
このあと、また大きな地震が襲ってきて、いつ家に帰れるかもわかりません。

タイガーマスク運動の時もそうでしたが、
本当に相手に必要なものは何なのか。。

被災した直後は、身を案じてくれる気持ちをありがたいと思いつつも、
不安がかきたてられたことには、違いありませんでした。

ただ、やはり大切な人の安否は知りたいものです。
一日経ってから、またはしばらく様子を見てから
励まし、心配のメールを送ってくれると、嬉しいと思います♪

また、不安をあおるようなチェーンメールも、多々届きました。
こういった嘘の情報に惑わされないこと、
またそれをまた別の人へ送らないためにも、
冷静でいることは大切だと思います。


さて、
昨夜は私も結局、帰宅できず、帰宅難民の一人となりました。
コンビニは、おにぎりの棚もパンの棚も、ほぼスッカラカン。
日頃の備えが大切なんだと、実感しました。

ここでひとつ、アクアアドバイザーとしての、アドバイス♪
お水にも賞味期限があります。
特に、ペットボトルのミネラルウォーターは、ミネラル成分を含んでいるため、
何年も何年も放置しておくと、腐敗してしまうこともあると言われています。
せっかく、非常用のお水を備えていても、飲めなければ意味がありません。
ぜひ、この機会に一度、非常用のお水の賞味期限、確認してみてくださいね!!


たっくさん書いてしまいましたが、明日は我が身。
備えあれば憂いなしです。
私の体験したことが、少しでも参考になれば嬉しいです!

コメント


魚住さんが無事で安心しました!

私も友達や親戚がたくさん
居るのでGREEやmixiやツイッター
などで安否を確認したり情報を
分け合ったりしていました。


電話やメールが使えない中
GREEやmixiなど本当に唯一
安否確認できる所でした。

茨城の友達も今、避難所に
居ます。この前横浜にライブに
行った時に会った友達も避難
していたり、亡くなられた方も
いると聞いて信じられません。


テレビを見てると映画みたいで
岡山が平和すぎるのもあって
もう全てが信じられません。


岡山もいつ地震がおこるか
分からないので本当怖いです



まだ連絡つかない友達や親戚が
心配ですが、今日ビラ配りや
募金活動にも参加して出来る
限りの節電もしてます!!


韓国のファンの方々も募金を
して下さったりしています!


これが現実だと思いたくない
ですが出来ることを精一杯
やって一人でも多くの方が
助かりますように‥


魚住さんも余震など気をつけて
くださいね(;_;)!!

頑張りましょう!

ヲトLト♪ 2011年03月13日

(゚-゚)!・・・ゴソゴソゴソ(..)

去年ディーラーで
もらってたお水・・・!(^^)
あと1年は大丈夫。(^-^;

お水に賞味期限があるんですね。m(_ _)m

すずぴぴ 2011年03月13日

私も会社で大きな揺れを体験しました。
ゆっくり長い大きな揺れ。みんな顔を見合せ何っ!
揺れがMAXに近づき「みんな逃げよう!」
我々の部署がいち早く逃げていました。

報道に関してはCM無しでの放送、アナウンサーの方々も大変だと思いますが、不安をあおる内容が多く、安心出来る内容と言いますか、何かが欲しいです。

Twitterはつながりやすく、情報を求めて見ましたが、
心ないデマも飛び交っています。そんな中、透析が必要な人への情報等があり、被災者の方に届いて欲しい内容が優先されることを願います。

まずは避難している人達に、暖房器具や食料が確実に届けばと考えます。

panda 2011年03月13日

岡山はなにもなく平和です

TVでみるものがうそみたいな光景です

Mitch 2011年03月13日

携帯っていざって言うときにはなかなか役にたたないんですよね。
私も地震の時に(震度も弱かったのですが)、電話がかけられず、
メールも全く送れず、困った経験をした事があります。

電波の制限は本当に重要で、救助を呼ぶ方には大切な事なので、
なるべくなら、メール(文章は短く)は一回送って様子をみるとか、
電話は動けるのなら、公衆電話を使うとか、
こんなときだからこそしっかりその経験を生かして、
自分がもしものときに、皆さんにも役立てて欲しいです。

misa 2011年03月13日

東京でも、そんなに大変だったんですね涙
ぅぉっちの咄嗟の判断で怪我もなく。
帰宅難民大変でしたねm(_ _)m


今回の地震で体験したぃろんな事を教ぇて下さぃm(_ _)m

ぅちも思わずツイッターに書き込みしてしまった一人なんで...

きち。 2011年03月13日

魚住さん、ご家族と会えるまでは心配かと思いますが無事に会えるのを祈っています。

まだ寒いが続きますが体調には気をつけてくださいね。

被災地では安否のわからない方が無事でいるのを願うばかりです。

まこと 2011年03月13日

魚ちゃん、昨日、家に帰れんかったやね。私の弟夫婦は、発生当時ディズニーランドにいて、私や母と何度も電話し、しばらく規制中ですとメッセージと流れ、しばらくして携帯がつながりました。夜から車で13時間かけて、千葉県浦安から神奈川県湘南にある自宅に着きましたが、スーパーへ行くと、水や食料品がほとんど売れ、必要最低限のものしか買うことができませんでした。魚ちゃんの余震とともに万が一の備えに十分気をつけてね。
この際、お聞きしたいことがあります。魚ちゃん、ミネラルウォーターの賞味期限は、私が飲んでいるものは、10月と来年1月です。硬度やミネラルの成分によって、賞味期限は違うものなのでしょうか?

リュウ 2011年03月12日

魚ちゃん!

間一髪じゃない?

家族共々、無事で良かったですね!

さて、こちら岡山は、宇野で10cm程の津波があったみたいです!

しかし、あの距離でも津波とは驚きです!

被災地の状況はテレビで刻一刻、分かりますが
まさに目を疑う光景ですね。

とくに家や車がいとも簡単に流されている光景。
もし、自分の家が自分の目の前で流されて壊れる瞬間を見たら・・・

物として壊れるだけで無く、それまでの思い出をも一瞬で流してしまう。
被災された人の気持ちを考えると辛いです。

なんとか生き延びたとしても、当分は避難所での生活になり、
飲料水、食べ物、毛布、トイレなど普段、そこにあって当たり前の物が無かったり。

ある程度、日数が経つと家が無かったり、車が無かったり、職場が無かったりと新たな現実を突き付けられる。

勿論、余震にも怯えるだろうし。

自分たちには何が出来るんだろうね?

今回の事は他人事ではありません!

岡山は比較的、地震は少ない方ですが、起きないとは誰も言えないのです!

これからは
「もし地震が起きたら?」
と言う事を常にイメージして生活する事が必要になってくるでしょう。

最後に、今回の地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に
被災地で被災された方々が一刻も早く普通の生活に戻れますように!

祈っております!

runphorinx 2011年03月12日

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