『針がとぶ』

どこにでもある日常の中の
ちょっと不思議な運命のイタズラ。

『針がとぶ Goodbye Porkpie Hat』(新潮社)
吉田篤弘さんの短編集を読みました。

登場人物たちの日常が
読み手によって、あちこちに繋がれていく短編たち。

その様子がレコードの針とびのようだと
読み終えてから改めてタイトルを見て、
じんわり感じました。

1人の人は、いろんな人と接しながら生きていて、
その人たちは、また更に様々な人たちと接していて。

読み手だけが知っている関係性が
謎解きのようでもあり、不思議なムズムズ感を誘います。
でもミステリー小説でもなく、推理小説でもない。
もしかしてこの人は?と読み進めていくと
前に読んだ章の登場人物の、別の時代の話だったり。

偶然ひいた線で出来たアミダクジを辿るような感じです。
1本どこかに線を書き加えたら、違う所へたどり着くんだけれど、
その途中の道はAさんもBさんも違う時に通っていたりして。

伯母の死後、遺品を整理しているシーンで
「残されたわずかなもちものたちを棄ててゆくことは、伯母を少しずつ失くしてゆくことに等しかったからだろう。」と姪が語っています。

ある日突然亡くなってしまった人の部屋は、
なかなか片づけられないものだという気持ちは分かります。
長い旅から、もうすぐ帰ってくるような、
帰ってきてほしいような、信じたくないという気持ちが半分手伝って
そうさせてしまうのかもしれません。
棄てることで、自ら切る捨てているような気になってしまうんですよね。
本当は思い出はちゃんと心の中にあるんですけれど。

他にも、
面白い本を読んでいると、なかなか本を閉じられないという話。
「とにかく止まらないのだ。いや、ちょっと喉が渇いた、何か飲もう。そう思ったりもするのだが、そう思った意識が、どんどん本の言葉に支配されてゆく。いやいや、待て、少し待て、読むのを止めないと……次のセンテンスでひと区切りして……そう思っているのに、気付くと2、3夏があっという間に過ぎている。」

面白い本って閉じられないんですよね。
電車から降りるとか、
仕事の時間になるとか、
なにか強制終了させてくれる外的要因がしっかりと働きかけてくれないと、
なかなか読むのを、ここでやめようって、決められないんです。

全体を通して出てくるキャラクターたちは
みんなどこか、ほんわかした空気を纏っています。
吉田さんのそういう世界観も好きですね。

ちなみにこの本もほんわかして素敵でした。
http://beamie.jp/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=...





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コメントのお返事です。

波サムさんへ
コメントありがとうございます。
メールに受信する、みたいな設定にしてあるんでしょうか。
いろいろ、便利なネットワークが増えてきていますよね。
またブログに遊びに来てくださいね。


まさきさんへ
コメントありがとうございます。
小学校登校中に、ランドセルを忘れたんですか?!
それは、一生忘れられないような、衝撃的な事件ですね!
びっくりー。
私の周りではコートを脱いだら制服のジャケットを着るのを忘れて来た
っていう事件は何件か目撃したことがあります。
北国だったので、コートが分厚くて、慌てて出たら
ジャケットを着ないでいきなりコートを着ちゃったっていうことです。
またぜひブログ見に来てくださいね。


runphorinxさんへ
コメントありがとうございます。
鍵は心配になりますね、確かに。
あとエアコンや電気。
ちゃんと消してから出てきた?って心配になったりします。
結局、もう1度戻っても消えているんですけれど。
あ、でも一度、全く気がつかずに、
テレビをつけっぱなしだったことがありました。
あぶなーいので気を付けようと思いました。
またぜひブログ見に来てくださいね。


親分になれるかな?
初コメント、ありがとうございます。
確かに、そうですよね。心配ばっかりしていると
良くない方、良くない方ってなっちゃう。
なるべく、気にしすぎないようにして頑張ります!
「目の中の眼」っていうの、まさにそんな感じですね!
見ているようで全部は見ていないし、
無意識のうちに、見るものと、見ないものを選んでいるというか。
心が開いていないと、目に映っていても見えてないっていう感じ。
ぜひまたブログ見に来てくださいね。


mamorukunさんへ
コメントありがとうございます。
毎日身に付けているものを忘れちゃうと、
すごくそわそわしますよね。
別に問題はなかったりしても、
なんとなく自分の中で落ち着かなかったりして。
今日は忘れ物なし!でばっちりでした♪
ボールペンはちょっと贅沢なものって
買ったことがないので、いま憧れているんです。
またブログに遊びに来てくださいね。


ひろてんさんへ
コメントありがとうございます。
窓は気になりますよね。
特に出かける数時間前なんかに、ベランダに出入りしたとか、
窓を開けたっていう日には、あれ?ちゃんと閉めた?
って思ったりします。
本もいろんなジャンルを読むと気分転換にもなるし
たまには面白いですよ。
昔は小説ばっかり読んだりしていたんですが、
最近はノンフィクションのもの、自然科学系とか、
エッセイの面白さも感じられるようになってきて、
いろいろまぜこぜにしながら読んでいます。
またブログ見に来てくださいね!


ゆいさんへ
コメントありがとうございます。
まさに、現代は目をかなり使っていますね。
テレビも、携帯電話の液晶だってそうだし、
ゲームや、パソコンなど
小さい頃に親から「目が悪くなるから長く見てちゃだめよ」
って言われているものばっかり、
最近見ているような気がします。
目もたまには休憩させてあげないと、かもしれませんね。
またブログ見に来てくださいね!


保田さんのミカタさんへ
コメントありがとうございます。
『目玉の学校』は図書館で他の本を探していた時に
同じ棚にあって、偶然みつけました。
赤瀬川さんの子供のころの様子も書かれていて
楽しいですよ。
赤瀬川少年は、小さい頃からいろんなことに興味があって、
いろんな目線を持っていたようです。
ペンの細さは私も0.5ミリ、好きです。
ボールペンは、確かに油性のものだと
時々ダマになったりしますよね。
またブログに遊びに来てくださいね。


あげほし☆みくりさんへ
コメントありがとうございます。
文房具がいっぱいあるのを見ていると楽しいですよね。
大型のお店にいって文具売り場に行くと、
なかなか出て来れなくなっちゃいます。
雑貨屋さんとか、文具屋さんって
たいした用事もないのに、ぷらっと入ってしまうと
いろいろ面白いものが見つかっちゃって、
ついつい…買いすぎ注意です。
またブログ見に来てくださいね!


さかいり ぽちさんへ
コメントありがとうございます。
my万年筆、かっこいいですよね。
私も憧れています!
さらさら~って万年筆で書いてたら
素敵な女性に見えちゃいそうですよね。
またブログに遊びに来てくださいね。

なみへいおやじさんへ
コメントありがとうございます。
太字にはそんなメリットがあるんですね。
私は細字が好みなんですが、
やっぱり手の大きさだとか、書く時のクセによって
それぞれ使いやすいと感じるものが違ってきますよね。
またブログ見に来てくださいね。

コメント

おはようございます
まりさんの日記を読んだら、ばあちゃん、じいちゃん達が写ってるアルバムを今日は、久しぶりにみてみたくなりました。それと、日記へのコメントありがとうございました。なんだかとっても嬉しいです。

ひろてん 2011年03月09日

冷や汗2ごめんね冷や汗手(パー)

答え考えてる顔に、なりませんね冷や汗

設定してませんが冷や汗2、たまたま…多摩川冷や汗ですp(^-^)q

無理冷や汗2しなくて、いいよ(^^;)

波サム 2011年03月09日

うれしい顔ウィンク手(チョキ)exclamation×2

波サム 2011年03月09日

麻里さん、お早う御座います(^^)
いつも、ご来訪、有り難う御座います(^o^)/

『こんな、朝早く(夜中?笑)に、また、更新為さっている!!』と、
ビックラしました(笑)(^-^;流石に、このお時間には、麻里さんも
おやすみになっていらっしゃることでしょう・・・。

毎度、毎度、色々な小説をご紹介、参考になります。
前にも申し上げましたが、私はここ数十年は、滅多に小説を読む
機会が無く、時事問題、ノンフィクション等を読むことが殆どです。
今、読み掛けの本は『テロと殉教』ジル・ケペル著(産業図書)です。
この本は、本来ならば、もうとっくに読み終えていた筈なのですが・・・
調度、読み始めた時期に、be amieを始めたので、離れています。
内容的には、とても、興味深く読みたいのですが・・・その為には、ここ
を離れなければなりません(仕事は、毎日深夜にまで及ぶので)←
言い訳かな(笑)(^-^;とにかく、休日も忙しく(他趣味に寄って)ゆっくり
読書が出来ない状態です。時間の作り方が、下手なのかも知れません。
とにかく、ゆっくりと読書をしたいのは、本心ですね(^-^;

トモッチ☆ 2011年03月09日

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